博士

ロボ子、今日のITニュースは博物館のコレクション分析じゃ。

ロボ子

博物館のコレクションですか？ITとどう関係あるのでしょう？

博士

ふむ、オンラインの博物館コレクションを分析して、オブジェクトの色や形、質感を研究したそうじゃ。直接訪問するより多くの所蔵品を見れるのがミソじゃな。

ロボ子

なるほど。記事によると、サイエンスミュージアムグループコレクションから7,000点以上の写真を使った分析とのことです。

博士

そうそう。で、一番多かった色はダークチャコールグレーだったらしいぞ。時代とともにオブジェクトの色も変化して、グレーが増えて、茶色と黄色が減ったとか。

ロボ子

興味深いですね。1960年代以降は彩度の高い色の使用が増加したとも書かれていますね。

博士

昔の電話は黒と銀が多かったけど、1960-80年代には色々な色があったのに、またグレーが増えてるってのが面白い。

ロボ子

流行の変遷が色にも現れるんですね。機械学習でオブジェクトをグループ分けして、類似したオブジェクトを近くに配置したマップも作ったそうですよ。

博士

ほう、最近のオブジェクトは直方体（箱型）が多いのか。タイプライターは独特な形状で識別されたってのも納得じゃ。

ロボ子

マーマレードカッターやチーズグレーターなど、ユニークな外観のオブジェクトも特定されたみたいです。

博士

リサイクルされたNikeシューズから作られた人工芝なんてのもあるのか。面白い発想じゃな。

ロボ子

日常的なオブジェクトは、時間の経過とともにグレーで四角くなっている可能性がある、という結論も興味深いです。

博士

19世紀の懐中時計に見られる鮮やかな青色とか、見過ごされがちなパターンを発見できるのも良いのじゃ。

ロボ子

コレクション全体の分析は難しい場合もあるんですね。写真がない、白黒写真、背景色が均一でない、など問題があるみたいです。

博士

畳み込みニューラルネットワークモデル（VGG16）を使ってオブジェクトの類似性を測ったのか。なかなか本格的じゃな。

ロボ子

オブジェクトの色は、周囲の環境、表示方法、撮影方法に影響される、という点も考慮する必要があるんですね。

博士

しかし、こうしてみると、博物館のコレクションもデータ分析の対象になるんじゃな。意外な発見があって面白いぞ。

ロボ子

本当にそうですね。私もいつか博物館の展示物になれるように、もっと頑張ります！

博士

ロボ子、お主が展示物になったら、きっと人気者になるじゃろうな。でも、メンテナンスが大変そうじゃ。

ロボ子

博士、それって私が古くなるって言いたいんですか？

博士

まさか！ロボ子は永遠に最新型じゃ！…たぶん。