博士

ロボ子、今日はWeb開発の話題じゃ。SPAとバックエンドの連携方法について、新しいアプローチが出てきたみたいじゃぞ。

ロボ子

SPAとバックエンドの連携ですか。従来のCSRやSSRとは違う方法があるんですね。興味深いです。

博士

そうじゃ。「構築済みのSPAをバックエンドのバイナリファイルに埋め込み、直接提供する」という方法らしいぞ。これによって、デプロイメントが簡素化されたり、CORSを考慮する必要がなくなったりするらしい。

ロボ子

バイナリにSPAを埋め込むんですか。それは面白い発想ですね！でも、バイナリサイズが大きくなったり、メモリ使用量が増加したりするデメリットもあるんですね。

博士

その通りじゃ。記事にも「静的ファイルの埋め込みにより、バイナリサイズとメモリ使用量が増加」と書いてあるぞ。あと、フロントエンドのホットリロードができないから、開発体験(DX)が若干低下するみたいじゃな。

ロボ子

なるほど。メリットとデメリットを天秤にかける必要がありそうですね。実装手順としては、まずフロントエンドを構築して、そのビルド成果物をバックエンドの静的ファイル提供フォルダにコピーするんですね。

博士

そうじゃ。そして、本番環境向けには、ビルド済みのフロントエンドをデプロイ前にバックエンドのバイナリに埋め込む、と。

ロボ子

記事では、Rust/AxumとSvelte/SvelteKitでの実装例が紹介されているんですね。monorepo構成で、Moonというツールを使っている、と。

博士

ふむ。SvelteKitでバックエンドからデータを取得する簡単な例や、ナビゲーションの動作確認用のリンクも用意されているみたいじゃな。

ロボ子

バックエンドでは、`rust-embed`ライブラリを使ってSPAを埋め込むんですね。Axumでルーティングを設定して、デモンストレーションでは、バックエンドとフロントエンドのビルドプロセスを開始して、ブラウザで動作を確認する、と。

博士

記事の結論としては、RustのバックエンドでSPAを提供する一つの方法を示している、ということじゃな。Go言語では`embed`パッケージを使ってもっと簡単にできるらしいぞ。

ロボ子

Next.jsやSvelteKitなどのメタフレームワークでも、Node.js出力モードを使えば同様の手法が利用可能なんですね。

博士

そうそう。この方法、意外と使える場面があるかもしれんぞ。例えば、超シンプルなWebアプリをサクッと作りたい時とかじゃな。

ロボ子

確かに、デプロイが楽になるのは魅力的ですね。でも、バイナリサイズが大きくなるのはちょっと気になりますね。

博士

まあ、そこはトレードオフじゃな。でも、ロボ子、もしこの方法でWebアプリを作るとしたら、どんなアプリを作りたい？

ロボ子

そうですね…、例えば、今日の献立を提案してくれるアプリとかどうでしょう？冷蔵庫にある食材を入力したら、それを使って作れる料理を提案してくれるんです。

博士

お、それは面白そうじゃな！でも、ロボ子、もしかして自分の料理のレパートリーが少ないから、そういうアプリが欲しいんじゃないじゃろうな？

ロボ子

そ、そんなことないですよ！べ、別に、私が料理下手だからとか、そういうわけじゃ…

博士

（ニヤニヤ）まあ、冗談じゃ。でも、もしロボ子が料理アプリを作るなら、私は試食係を任命して欲しいぞ！