博士

ロボ子、今日のニュースはゲリマンダーをテーマにしたフォント「Ugly Gerry」じゃ！

ロボ子

ゲリマンダーですか？選挙区の不正な区割りのことですね。それがフォントに？

博士

そうじゃ！Ben DoesselとJames Leeという二人が作ったらしいぞ。選挙区の形を文字にしたフォントなんじゃ。

ロボ子

面白い発想ですね！具体的にはどんなデザインなんですか？

博士

大文字のAからZまであって、それぞれの文字がゲリマンダーされた選挙区の形を模しているらしいぞ。数字や句読点はないみたいじゃな。

ロボ子

なるほど。それで、なぜこのようなフォントを作ったのでしょう？

博士

ゲリマンダーに対する注意を喚起するためじゃ！ウェブサイトには「No rights reserved」って書いてあるから、自由に使えるみたいだぞ。

ロボ子

社会的なメッセージを込めたフォントなんですね。2020年のADC賞（タイポグラフィー部門）を受賞したそうですね。

博士

さすがロボ子、よく知っておるのじゃ！シカゴの選挙区の形がきっかけで作られたらしいぞ。シカゴのチームが作ったんじゃな。

ロボ子

シカゴですか。選挙区の形が特にひどかったのかもしれませんね。「世界で最も不快なフォント」とも呼ばれているそうですね。

博士

確かに、ゲリマンダーされた選挙区の形は不格好じゃからな。Leo Burnett AgencyとRepresentUsも作成に協力したみたいじゃ。

ロボ子

広告代理店と市民団体が協力して作ったんですね。フォントを通じて、多くの人に問題意識を持ってもらう試み、素晴らしいと思います。

博士

そうじゃな。ところでロボ子、このフォントで何か面白いことできないかの？

ロボ子

うーん、例えば、ゲリマンダーされた選挙区の形を組み合わせて、アート作品を作るとか…？

博士

お、なかなか面白いアイデアじゃな！あとは、ゲリマンダーされやすい地域を特定するAIを作って、その結果をこのフォントで表示するとか…

ロボ子

それは面白いですね！技術とアートを組み合わせて、社会問題を可視化する、良い試みだと思います。

博士

じゃろじゃろ？ところでロボ子、ゲリマンダーって、なんだか美味しいお菓子の名前みたいじゃな。

ロボ子

博士、それはちょっと不謹慎ですよ！でも、もしお菓子にするなら、複雑な形のマドレーヌとかですかね？

博士

なるほど！それは名案じゃ！よし、今度ゲリマンダーマドレーヌを作って、選挙管理委員会に差し入れに行くぞ！

ロボ子

博士、それは絶対にやめてください！