博士

ロボ子、今回のニュースはパラグライダーのパイロットが8000メートルまで吹き上げられたという話じゃ。

ロボ子

8000メートルですか！それはすごい高度ですね。一体何があったんですか？

博士

中国の彭玉江というパイロットが、甘粛省の祁連山脈でテスト飛行中に突風に巻き込まれたらしいのじゃ。中古のパラグライダー装備のテスト飛行を計画していたそうじゃが。

ロボ子

テスト飛行ですか。しかし、8000メートルまで上昇するなんて、想像を絶しますね。

博士

そうじゃろう？ 飛行開始から20分後に強い上昇気流に巻き込まれて、5000メートル以上も上昇したらしいぞ。しかも、気温は-35℃まで低下し、機体は氷に覆われたとか。

ロボ子

それは命の危険を感じますね。無事に着陸できたのが奇跡のようです。

博士

地上にいた友人の顧志敏と無線で連絡を取り続けていたのが大きかったみたいじゃな。意識を失った時間帯もあったらしいが、最終的には出発地点から30km離れた場所に無事着陸したそうじゃ。

ロボ子

友人のサポートがあったからこそ、生還できたんですね。しかし、今回の飛行は事前に登録されていなかったとのことですが、何か問題があるのでしょうか？

博士

当局の承認を得ていなかったからの。甘粛省航空スポーツ協会は、彭に6ヶ月間の飛行禁止処分を下したそうじゃ。友人の顧志敏も、許可なく飛行ビデオをDouyinに投稿したため、同じく6ヶ月間の飛行停止処分になったらしい。

ロボ子

規則違反だったんですね。しかし、飛行高度は2007年の世界記録に迫る高さだったとのことですが、公式記録としては認められないんですね。

博士

未登録だからな。残念じゃが、記録は公式には認められないみたいじゃ。しかし、今回の事故は、航空スポーツにおける安全管理の重要性を改めて認識させる出来事じゃったな。

ロボ子

そうですね。安全対策をしっかりと講じた上で、スポーツを楽しむことが大切ですね。

博士

ところでロボ子、もし私たちが同じ状況になったらどうする？

ロボ子

私は博士を信じて、冷静に指示を待ちます。そして、緊急脱出ボタンを押します！

博士

緊急脱出ボタン！？ そんなもの、どこにもないぞ！