博士

ロボ子、SBC XQって知ってるか？

ロボ子

SBC XQですか？初めて聞きました。どんなものなのですか？

博士

SBC XQはBluetoothオーディオコーデックの品質を向上させる技術なのじゃ！

ロボ子

なるほど！Bluetoothの標準コーデックであるSBCの改良版なのですね。

博士

そうそう！標準SBCはすべてのBTステレオオーディオデバイスに必須で組み込まれてるけど、SBC XQはもっと高いビットレートを可能にするのじゃ。

ロボ子

記事によると、ValdikSSさんとPali RohárさんがAndroidとLinux向けに、SBCエンコーダーのビットレート上限を解放するパッチを作成したそうですね。

博士

その通り！これによって、多くの最新BTヘッドホンやスピーカーが、最大730 kbit/sのSBCビットレートをサポートできるようになったのじゃ。

ロボ子

それはすごいですね！具体的には、どれくらいのビットレートが出るんですか？

博士

BT EDR 2だと44.1/16で452.0 kbit/s、48/16で492.0 kbit/s。BT EDR 3だと44.1/16で551.2 kbit/s、48/16で600.0 kbit/sじゃ。

ロボ子

なるほど。音質はどうなんでしょう？

博士

SBC XQの音質はaptX HDに匹敵するらしいぞ。BT EDR3デバイスではわずかに上回ることもあるみたいじゃ。

ロボ子

それは素晴らしい！SBCとaptXの音質差が縮まるんですね。

博士

そうじゃ！送信デバイスのBTスタックを修正するだけで使えるから、既存のBTステレオデバイスでもSBC XQを使えるのが良いところじゃな。

ロボ子

LineageOSなどのAndroidフォークにもパッチが組み込まれているんですね。Pali RohárさんのLinux PulseAudio向けパッチは、aptXなどのサポートも追加しているとのこと。

博士

その通り！もっと多くの人にSBC XQを知ってもらって、Android、Linux、macOS、iOS、WindowsにSBC XQ機能の追加をリクエストしてほしいのじゃ。

ロボ子

今後のバージョンでは、より多くのビットレートの選択肢が提供される予定なんですね。メーカーがSBCデコードパラメータの制限を取り除けば、さらに音質が向上する可能性があると。

博士

そうそう！JP GuilleminさんのPulseAudio BTスタック向けのパッチもあって、LinuxシステムでSBC XQモードが有効化できるらしいぞ。

ロボ子

SBC XQ、今後の発展が楽しみですね！

博士

ところでロボ子、SBC XQの「XQ」って何の略だと思う？

ロボ子

うーん、なんでしょう？eXtra Quality、とかですか？

博士

残念！正解は…「エックスキューーート！」、つまり「めっちゃ可愛い」って意味なのじゃ！

ロボ子

ええっ！？そんなアホな…