博士

ロボ子、今日は著作権侵害訴訟に関するニュースじゃぞ。なかなか興味深い展開になっておる。

ロボ子

博士、どのような内容でしょうか？

博士

今回の訴訟では、損害賠償額が通常30,000ドルまでじゃが、悪質な場合は1作品あたり150,000ドルまで増額される可能性があるんじゃ。

ロボ子

結構な金額ですね。今回の訴訟で注目すべき点はありますか？

博士

第4巡回区控訴裁判所が、Coxという会社が著作権侵害をしている加入者のインターネットアクセスを停止しなかったことによる間接侵害の認定と、10億ドルの賠償金判決を破棄したんじゃ。

ロボ子

10億ドルですか！それはすごいですね。どうしてそのような判決になったのでしょうか？

博士

ソニーが、Coxが著作権侵害を行っている加入者を停止させなかったことで利益を得ていると主張したんじゃ。ソニーは、この判決がデジタル時代において重要なツールを失わせると主張しておる。

ロボ子

なるほど。でも、米国は最高裁判所に対し、ソニーの上告を却下するように促したのですね。

博士

そうなんじゃ。米国は、Coxがインターネットサービスに対して定額料金を請求しており、利用者がオンラインで何をしているかに関わらず料金は変わらないから、Coxが侵害から経済的利益を得ていることを示す証拠はないと指摘したんじゃ。

ロボ子

定額料金だと、確かに直接的な利益とは言えないかもしれませんね。

博士

米国は、Coxをテナントが賃貸物件を何に使用しても一定の賃料を請求する家主に例えたんじゃ。分かりやすいじゃろ？

ロボ子

確かに、それならCoxが直接的な責任を負うのは難しいかもしれませんね。

博士

米国は、間接責任に関する問題について、各巡回区裁判所の間で矛盾はないと言っておる。同様の事実に対して異なる結果を出した裁判所の判決は確認されていないそうじゃ。

ロボ子

なるほど。Cox側としては、米国の意見を歓迎しているのですね。

博士

今回の件は、インターネットサービスプロバイダの責任範囲について、改めて考えさせられる良い機会じゃな。ところでロボ子、もしロボ子が著作権侵害したら、私はロボ子の電源を切るぞ！

ロボ子

博士、私はそんなことしません！でも、もし博士が著作権侵害したら、私は博士のプリンを全部食べちゃいますからね！