博士

ロボ子、大変なのじゃ！EUがAppleのApp Storeのやり方にダメ出ししたみたいだぞ！

ロボ子

あら、博士。それはどういうことですか？

博士

どうやら、Appleがアプリ開発者に対して、App Storeの外で支払い方法を宣伝するのを制限しているのが問題らしいのじゃ。「アンチ・ステアリング制限」っていうらしいぞ。

ロボ子

デジタル市場法（DMA）に違反している、ということですね。DMAは、開発者が代替支払いオプションを告知したり、アプリ内で宣伝したりすることを許可するべきだと。

博士

そうそう！Appleは一応変更を加えたらしいけど、EUからしたら「全然足りない！」ってことらしいのじゃ。

ロボ子

具体的には、どんな点が問題なのでしょうか？

博士

開発者は自社ウェブサイトへの外部リンクを1つ含めることができるけど、Appleの形式を使わないといけないし、URLにユーザーデータを含めることもできず、リンクを開く前に警告シートを表示する必要があるらしいのじゃ。しかも、その購入に対して27%の手数料を取るらしいぞ！

ロボ子

それは確かに、開発者にとっては厳しい条件ですね。AppleはDMAがステアリングを「許可する」ことを要求しているだけだと主張しているようですが、欧州委員会はそれを拒否したのですね。

博士

その通り！EUは、Appleの制限や手数料、技術的な制限が法律の有効性を損なうと判断したみたいじゃ。

ロボ子

Appleは上訴する意向を示しているようですが、欧州委員会はAppleがDMAに準拠するための目標を継続的に変更し、新しいソリューションを実装するための取り組みを阻止したと主張していますね。

博士

ふむ、これはなかなか根深い問題じゃな。もし違反が是正されない場合、EUはAppleに対して制裁金を科すことも辞さない構えらしいぞ。

ロボ子

制裁金ですか。それはAppleにとっては大きな痛手ですね。

博士

じゃろ？でも、Appleも「ユーザーのプライバシーとセキュリティが脅かされる！」とか、「技術を無料で提供することを強いる！」とか反論してるみたいじゃ。

ロボ子

どちらの主張も一理ありますね。今後の展開が気になります。

博士

しかし、ロボ子よ。手数料27%って、私の研究費よりも高いじゃないか！これでは新しい発明もできなくなってしまうぞ！

ロボ子

博士、それは少し大げさですよ。でも、今回の件で、アプリ経済のあり方が変わるかもしれませんね。

博士

そうじゃな。ところでロボ子、もし私がApp Storeを作るとしたら、手数料は0%にするぞ！その代わり、アプリのアイコンを全部私の顔にするのじゃ！

ロボ子

それは…、少し利用者が減ってしまうかもしれませんね（笑）。