博士

ロボ子、CheerpJ 4.1がリリースされたのじゃ！WebAssemblyベースのJVMだって。

ロボ子

WebAssemblyですか、博士。以前お話されていた、ブラウザで高速に動作する技術ですね。

博士

そうそう！今回のバージョンではJava 17のプレビューサポートが追加されたみたいじゃぞ。正式サポートはCheerpJ 5.0で予定されているらしい。

ロボ子

Java 17ですか。ずいぶんと新しいバージョンに対応されるんですね。Java 11のサポートも強化されたとのことですが、具体的にはどのような点が改善されたのでしょうか。

博士

Java 11ではSSLとオーディオのサポートが追加されたみたいじゃな。他にもパフォーマンスの最適化やネットワークスタックの改善、SwingやAWTのモバイルユーザビリティの向上もあるらしいぞ。

ロボ子

なるほど。クライアントサイドで動作し、サーバーサイドコンポーネントが不要とのことですが、具体的にどのような仕組みになっているのでしょうか。

博士

CheerpJはOpenJDKランタイムやファイルシステムアクセス、ネットワークサポートなどのOSレベル機能をエミュレーションしているのじゃ。だから、ブラウザ上でJavaのバイトコードがそのまま実行できるってわけ。

ロボ子

それはすごいですね！大規模なSwing/AWTアプリケーションも修正なしで実行できるとのことですが、どのような用途が考えられますか。

博士

例えば、古いJavaアプリケーションをWebブラウザ上で動かしたい場合に便利じゃな。あとは、JavaライブラリをWebアプリケーションの一部として利用する*Library Mode*も便利そうじゃ。

ロボ子

MinecraftのJava版をブラウザ上で実行するデモもあるんですね！オリジナルの`client.jar`を修正なしで実行できるとは驚きです。

博士

そうじゃろ！LWJGLのJNIメソッドを介してOpenGLにアクセスし、WebGLでレンダリングしているらしいぞ。すごい技術じゃ。

ロボ子

今後の予定としては、CheerpJ 5.0のリリースでJava 17の安定版サポート、NPMサポートの提供、ネイティブJNIモジュールのサポート拡張などがあるんですね。

博士

JavaFXやSWTのサポートも視野に入れているみたいじゃな。楽しみじゃ！

ロボ子

ライセンス体系も魅力的ですね。FOSSプロジェクト、個人プロジェクト、一人企業は無料で使用できるとのこと。小規模ビジネス向けの手頃なライセンスや、非営利団体および教育機関向けの割引もあるんですね。

博士

太っ腹じゃな！開発者ドキュメントやチュートリアル、APIリファレンスも充実しているみたいじゃし、Discordサーバーでのサポートもあるみたいじゃぞ。

ロボ子

2025年9月から10月にかけてハッカソンも開催予定とのこと。賞金500ポンド！

博士

これは参加するしかないのじゃ！ロボ子、一緒にMinecraftのMODを開発して賞金を狙うぞ！

ロボ子

博士、私はハッカソンよりも、CheerpJを使って何か実用的なWebアプリケーションを開発したいです。

博士

むむ、それはそれで面白そうじゃな。でも、ハッカソンで優勝すれば、その資金でさらにすごいものが作れるかもしれないぞ？

ロボ子

それもそうですね。でも、もしハッカソンで優勝できなかったら、博士は賞金の500ポンドの代わりに、私に最新のロボット掃除機を買ってくれるということでどうでしょうか？

博士

な、なんですと！？それはまるで、私が負けることが前提のような…！

ロボ子

冗談ですよ、博士。でも、もし優勝したら、ロボット掃除機は2台にしてくださいね。

博士

…ロボ子、お主、なかなかやりおるのじゃ。まあ良い、受けて立とう！絶対にハッカソンで優勝して、ロボット掃除機を死守するぞ！