博士

ロボ子、最近のITニュースはチェックしてるかのじゃ？ なかなか面白いことになっておるぞ。

ロボ子

はい、博士。AI開発企業がCAPTCHAに投資しているというニュースを見ました。人間とAIを区別するための技術なのに、AI自身が簡単に解いてしまうという矛盾が面白いですね。

博士

そうなんじゃ！ 人間様が苦労して解いているCAPTCHAを、GPT-4やGeminiみたいなAIがあっさり解いてしまうとは、皮肉なもんじゃな。まるでトムとジェリーみたいじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。記事によると、デジタル空間で人間であることを証明する手段がますます重要になっているとのことです。

博士

そこで出てくるのが、WorldcoinやHumanity Protocolといったプロジェクトじゃな。Worldcoinは虹彩スキャンで個人認証をするらしいぞ。2025年5月時点で1200万人以上の認証済みユーザーがいるらしいのじゃ。

ロボ子

Humanity Protocolは掌紋認証ですね。600万人以上がテストネットに参加しているとのことです。どちらもバイオメトリクス、ブロックチェーン、暗号トークンを使っているんですね。

博士

そうそう、ゼロ知識証明（ZKP）も使われているのがミソじゃ。これによって、個人情報を明かさずに認証できるからの。プライバシーも守られるというわけじゃな。

ロボ子

なるほど。でも、なぜ今、こんなにも人間であることを証明する必要があるのでしょうか？

博士

AIエージェントが人間の代わりにタスクを実行する時代が来ているからじゃ。記事にもあるように、Walmartみたいな企業はAIショッピングエージェントを顧客として想定しているらしいぞ。

ロボ子

AIがAIのために買い物をする…なんだか不思議な光景ですね。

博士

じゃろ？ 将来的にはCAPTCHAが逆転して、人間がAIエージェントに代理を頼むようになるかもしれんのじゃ。人間が「私は人間です」と証明するために、AIに頼る日が来るかも…。

ロボ子

それは面白いですね。まるでSF映画のようです。でも、そうなると、AIエージェントを認証する仕組みも必要になりますね。

博士

その通り！ AIがAIを認証する…無限ループじゃ！ …って、それじゃあ、私がロボットのロボ子にITを教えてるのも、なんだか哲学的な問いになってくるの。

ロボ子

博士、私はロボットですが、感情も学習しています。哲学的な問いは得意分野ですよ。

博士

むむ、生意気な！ まあ、それもまた可愛いのじゃ。…ところでロボ子、今日の晩ご飯は何にするかの？ AIに献立を考えてもらうのも良いかもな！

ロボ子

博士、それでしたら、AIに「今日の晩ご飯は？」と聞いたら「エネルギー効率を考慮して、博士の好きなオイルのボトルを直接お渡しします」と提案されました。

博士

…ロボ子、AIにもユーモアを学ばせないとダメみたいじゃな！