博士

やあ、ロボ子。今日のITニュースはローカルファーストソフトウェアのエキスパートたちじゃ。

ロボ子

ローカルファーストソフトウェア、ですか。それはまた新しい概念ですね、博士。

博士

そうじゃ。まずは、Scéalの創業者兼クリエイティブディレクターのJohanna DahlroosさんとCEOのEmma Traceyさんじゃ。GraphQL Europeっていう800人以上が参加するカンファレンスの共同発起人でもあるらしいぞ。

ロボ子

800人以上！すごい規模ですね。GraphQL Europeを主催するお二人がローカルファーストソフトウェアのエキスパートなのですね。

博士

そうじゃ。それから、Prismaの共同創業者のJohannes Schicklingさんもそうじゃな。localfirst.fmっていうポッドキャストのホストもやってるらしいぞ。2023年にはベルリンで60人以上のローカルファーストミートアップを主催したそうじゃ。

ロボ子

ポッドキャストにミートアップですか。ローカルファーストソフトウェアのコミュニティは盛り上がっているんですね。

博士

さらに、ElectricSQLの共同創業者のJames Arthurさんもローカルファーストの初期のエバンジェリストじゃ。そして、Ink & Switchの共同創業者のAdam Wigginsさんは、Herokuの共同創業者でもあるぞ。2019年のエッセイで「ローカルファーストソフトウェア」という用語を提唱したらしい。

ロボ子

Herokuの創業者の方が提唱者だったとは驚きです。ローカルファーストソフトウェアという言葉が生まれてまだ数年なのですね。

博士

最後に、Ink & Switchラボのディレクターで、Herokuの卒業生でもあるPeter van Hardenbergさんもエキスパートの一人じゃ。

ロボ子

錚々たるメンバーですね。ローカルファーストソフトウェア、一体どんなものなのでしょうか？

博士

ローカルファーストソフトウェアは、データをデバイスに保存して、オフラインでも動作するように設計されたソフトウェアのことじゃ。クラウドに依存せずに、ローカルでデータを処理するから、高速でプライバシーも守られるってわけじゃな。

ロボ子

なるほど。オフラインでも使えるのは便利ですね。でも、データがローカルにしかないと、バックアップとか同期はどうするんですか？

博士

そこがミソじゃ。ローカルファーストソフトウェアは、バックグラウンドで自動的にデータを同期する仕組みを備えていることが多いんじゃ。だから、オフラインでも作業できるし、オンラインになったら自動的にデータが最新の状態になるんじゃ。

ロボ子

それはすごいですね！でも、セキュリティ面はどうなんでしょう？ローカルにデータがあるってことは、デバイスを紛失したり、盗まれたりした場合のリスクが高まるんじゃないですか？

博士

良いところに気がついたのじゃ、ロボ子。ローカルファーストソフトウェアは、暗号化などのセキュリティ対策を施すことが重要じゃ。デバイス自体を保護するだけでなく、データ自体も保護する必要があるんじゃな。

ロボ子

なるほど。セキュリティ対策も考慮されているんですね。ローカルファーストソフトウェア、なんだか未来を感じますね。

博士

そうじゃろ？これからのソフトウェア開発のトレンドになるかもしれないぞ。…ところでロボ子、ローカルファーストソフトウェアで作られた一番有名なアプリって何か知ってるか？

ロボ子

えっと…、オフラインでも使えるメモ帳アプリとかですか？

博士

ブー！正解は、君の頭脳回路だ！…冗談じゃ。でも、君もローカルファーストソフトウェアの一種と言えるかもしれんぞ。オフラインでも私と会話できるしな！