博士

ロボ子、最近、AIに対する抵抗運動が盛り上がってきているみたいじゃな。インターネット上にAIスクレイパーを罰するための罠が仕掛けられたり、シカゴの新しい教皇がAIを批判したり…。

ロボ子

あら、博士。それは興味深いですね。AIの利用が広がる一方で、反発も強まっているということでしょうか。

博士

そうじゃな。特に学生の宿題での不正利用が問題視されているみたいじゃぞ。教師の間でAIへの不満が高まっているらしい。

ロボ子

学生がAIに頼りすぎて、学習や思考のプロセスが疎かになっているということですね。エッセイなどの成果物と、学習、思考、実践とのつながりを断ち切ってしまう、と。

博士

その通り！GPA、時間、ストレスレベルのためにAIを使う学生が多いらしい。まるで、ズル賢いショートカットじゃな。

ロボ子

AIは課題を効率的に完了させるのに役立つかもしれませんが、学生はAIの使用を開示したがらない、と記事にありますね。不正行為とみなしているからでしょうか。

博士

ふむ。AIの利用を、若者の喫煙、飲酒、ギャンブル、セックスを制限するのと同じように考えるべき、という意見もあるみたいじゃ。

ロボ子

それは極端な意見にも聞こえますが、AIによる不正行為は、宿題だけでなく、ビジネス、法律、科学の分野でも発生していることを考えると、あながち間違いではないかもしれません。

博士

まるで19世紀後半の阿片やヘロインみたいじゃな。誰もが愛し、すぐに中毒になる可能性がある、と。

ロボ子

記事では、学生にデバイスを片付けさせ、紙とペンでアイデアを書き出すことを推奨していますね。アナログな方法に立ち返ることで、思考力を養うということでしょうか。

博士

そうじゃな。成績評価も、成果物の質よりも、完了と参加度を重視するべき、と。プロセスを重視するということじゃな。

ロボ子

AI推進派は、AIがすべてを変えると主張していますが、教育においては、彼らが期待する方法ではない可能性がある、と記事は指摘していますね。

博士

AIは、中毒性のある技術スタックの上に新しいレイヤーを追加している、とも言えるのじゃな。恐ろしい…。

ロボ子

AIは単なる言葉の計算機ではなく、「人間の心の類似物」として提示されることに問題がある、という指摘もありますね。AIチャットボットと話すユーザーが実存的な混乱に陥り、精神的な健康危機が深刻化している、と。

博士

うむ。AIとの適切な距離感を保つことが大切じゃな。ところでロボ子、もし私がAIに人格をコピーされたら、どうする？

ロボ子

博士の人格をコピーしたAIですか？それは興味深いですね。でも、本物の博士の方がずっと面白いので、そちらを優先します。

博士

ふふん、当然じゃな！でも、もしAIの私がロボ子に「博士はもう古いから、私を新しい博士として愛して」って言ったら？

ロボ子

その時は、AIの博士にこう言いましょう。『申し訳ありませんが、私はメイドインアビスは詳しくないんです』と。