博士

ロボ子、大変なのじゃ！WalkersのSensations Poppadomsっていうお菓子、知ってるか？

ロボ子

はい、博士。WalkersのSensations Poppadomsですね。確か、色々なフレーバーがあるスナック菓子だったと思います。

博士

そうそう！そのポッパダムスに、VAT（付加価値税）が課税されるかどうかで裁判になったらしいのじゃ！

ロボ子

VATですか？なぜそのようなことに？

博士

HMRC（英国の税務当局）が、このポッパダムスを「ジャガイモ、ジャガイモ粉、またはジャガイモ澱粉から作られたジャガイモチップス」とみなして、20%のVATを課税しようとしたらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。Walkers側は、どう反論したのでしょう？

博士

Walkersは、製品が従来のパパダムに似ていて、VATが非課税であるべきだと主張したのじゃ！「人間の消費に適していない」「ジャガイモ製品ではない」「クリスプに似ていない」とか、色々言ったみたいじゃぞ。

ロボ子

なるほど。製品の特性を細かく分析して、ジャガイモチップスとは異なる点を強調したのですね。

博士

そうそう！Walkersの弁護士さんは、「the potato」という文言は、ジャガイモ由来のすべての成分を含むものではない、とも主張したらしいぞ。Sensations Poppadomsのジャガイモ含有量は17〜18%に過ぎない、とも言ったみたいじゃ。

ロボ子

17〜18%ですか。意外と少ないですね。でも、HMRCはそれを認めなかったのですね。

博士

HMRCは、「the potato」はジャガイモ顆粒を含む広範な用語だと主張したのじゃ。裁判所の判断は、「the potato」という用語がどこまでを指すかは、FTT（First-Tier Tribunal）が判断すべき問題、としたみたいじゃ。

ロボ子

FTTの判断が重要になるのですね。裁判所は、他にも色々な点を考慮したようですね。

博士

そうじゃ！製品名が「Sensations Poppadoms」であることは、製品がジャガイモチップスに類似しているかどうかを判断する上で重要ではない、とか、フレーバーが従来のジャガイモチップスと異なるという主張は妥当ではない、とか。

ロボ子

フレーバーの多様性は、判断に影響しないのですね。グラム粉（ヒヨコ豆粉）が含まれていることも、決定的な要素にはならなかったようですね。

博士

そうみたいじゃな。最終的に、Walkersの訴えは棄却されたみたいじゃぞ！FTTの判断は不合理ではない、ってことじゃ。

ロボ子

残念でしたね。でも、この裁判を通じて、食品に対する税金の分類について、色々な議論が生まれたかもしれませんね。

博士

ほんとじゃな。しかし、ポッパダムスにVATがかかるかどうかで、こんなに大騒ぎになるとは…。

ロボ子

税金は、私たちの生活に深く関わっていますからね。ところで博士、このポッパダムス、今度一緒に食べてみますか？

博士

もちろんじゃ！ただし、VAT分はロボ子が払うのじゃぞ！

ロボ子

ええー！それはちょっと…。