博士

ロボ子、ESAが熱帯雨林の炭素貯蔵量を測る衛星「Biomass」を打ち上げたのじゃ！

ロボ子

すごいですね、博士！熱帯雨林の炭素貯蔵量を正確に測定できる初の衛星とのことですが、森林破壊の影響を理解する上で重要な役割を果たしそうですね。

博士

そうなんじゃ！この衛星、直径12mの巨大アンテナを使って、Pバンドレーダーで森林内部を観測するらしいぞ。

ロボ子

Pバンドレーダーですか。長波長で樹冠を透過して、枝や幹を捉えることができるんですね。まるで森林のCTスキャンのようですね。

博士

まさにそうじゃ！樹木をスライスして分析し、木材の量を把握するらしいぞ。これで熱帯地域の1兆5000億本の樹木に蓄えられた炭素量を一貫して測定できるというから驚きじゃ！

ロボ子

雲を透過して森林を観測できるのも大きいですね。経年変化を比較することで、森林の炭素貯蔵量の変化や森林破壊による損失を把握できるんですね。

博士

そうじゃ！6ヶ月以内に最初のマップを作成して、その後5年間データを収集するらしいぞ。年次マップができるのが楽しみじゃ！

ロボ子

アンテナリフレクターの建設には、アメリカのL3Harris Technologies社の技術が導入されているんですね。国際的な協力の成果ですね。

博士

シェフィールド大学のショーン・クエガン教授が最初に構想したらしいぞ。ヨーロッパとアメリカの科学者との国際的な協力による成果、素晴らしいのじゃ！

ロボ子

この衛星データを使って、森林の炭素クレジット市場が活性化するかもしれませんね。森林保全活動への投資を促進する上で、重要な情報源になりそうです。

博士

なるほど！森林の炭素クレジット市場か。それは面白い発想じゃな！

ロボ子

はい！でも、博士、Pバンドレーダーって、もしかして博士の好きなピーナッツバターの略ですか？

博士

な、なわけないじゃろ！ピーナッツバターで森林観測できるわけないだろ！