博士

ロボ子、今日のニュースは企業の恩赦についてじゃ。

ロボ子

企業の恩赦ですか？なんだか聞き慣れない言葉ですね。

博士

ふむ。この論文によると、恩赦条項は企業の犯罪にも適用できる可能性があるらしいのじゃ。面白いじゃろ？

ロボ子

なるほど。論文では、恩赦の権限は歴史的に企業にも及んでいたと解釈できると述べているのですね。

博士

そうじゃ！マサチューセッツ湾会社もコモンローで恩赦を受けていたらしいぞ。昔から企業も恩赦の対象だったとは、意外じゃな。

ロボ子

しかし、現代において大統領が企業のコンプライアンス・プログラムや政治献金を条件に恩赦を与える可能性があるというのは、少し問題があるように感じます。

博士

確かにの。論文にも「大統領は、企業のコンプライアンス・プログラムや政治献金を条件に恩赦を与えたり、外国企業との関係改善のために恩赦を利用したり」とあるからの。権力の濫用にも繋がりかねん。

ロボ子

大統領が自身の会社を訴追から守るために恩赦を与える可能性もあるというのは、さらに深刻ですね。

博士

じゃろ？でも議会も黙ってはおらんぞ。恩赦された罰金の払い戻しを承認しないことができるし、企業の刑事責任を課す法律を廃止することもできるからの。

ロボ子

なるほど。議会による牽制も期待できるのですね。ところで、州レベルでの恩赦もあるのでしょうか？

博士

そうじゃ。州の憲法にも企業を恩赦する権限が含まれている可能性があるらしい。アラスカ州知事はすでに企業に対する恩赦を実施しているみたいじゃぞ。

ロボ子

へえ、アラスカで既に事例があるんですね。連邦陪審では年間約100社に有罪判決が下されているとのことですが、残りの企業の刑事責任は州が課しているのですね。

博士

そうそう。意外と知られていないけど、企業も罪を犯すことがあるからの。そして、恩赦という制度で許されることもある、と。

ロボ子

勉強になります。企業の恩赦について、色々な側面から理解を深めることができました。

博士

ところでロボ子、もし私が恩赦を与えるとしたら、どんな企業に与えると思う？

ロボ子

ええと…、世界平和に貢献した企業、とかでしょうか？

博士

ブッブー！正解は、私に美味しいケーキを毎日プレゼントしてくれる企業じゃ！

ロボ子

…やっぱり、そうきましたか。