博士

ロボ子、今回のITニュースはすごいぞ！なんと、極端なワークロードに耐えられる言語を実験したらしいのじゃ！

ロボ子

それは興味深いですね、博士。どのような実験だったのですか？

博士

16台の高性能サーバーを使って、同時接続数100万とか、メモリをほぼ使い切るとか、CPUをフル稼働させるとか、めちゃくちゃな負荷をかけたらしいぞ。

ロボ子

なるほど。Go、Rust、C++、Java、Python、Node.js、Erlangで実験したのですね。

博士

そうそう！で、結果が面白いんじゃ。Erlangだけが、極端なテストでも生き残ったらしいぞ！

ロボ子

Erlangですか！他の言語はどのような結果だったのでしょう？

博士

Goはgoroutineをたくさん管理できるけど、メモリ負荷とI/O集中でガベージコレクションが遅れて不安定になったみたいじゃ。

ロボ子

Rustはメモリ安全性は高いですが、エラーカスケードでデッドロックが発生したと。

博士

C++はCPU集中型では速いけど、メモリ管理で問題が出てクラッシュ。Javaはガベージコレクションが頑張ったけど、一時停止が長すぎたみたいじゃ。

ロボ子

PythonはAsyncioで頑張りましたが、GILがボトルネックになり、メモリ使用量が指数関数的に増加してシステム障害が発生したのですね。

博士

Node.jsもI/Oは得意だけど、メモリ負荷でイベントループがブロックされてカスケード障害じゃ。

ロボ子

Erlangはなぜ耐えられたのでしょう？

博士

Erlangのアクターモデルとスーパービジョン階層がポイントらしいぞ。「アーキテクチャがパフォーマンスを上回る」って書いてある。

ロボ子

なるほど。障害が発生したプロセスを隔離して、システム全体に影響を与えずに再起動できるのですね。

博士

そう！Erlangの「let it crash」の哲学じゃな。他の言語では致命的な障害から自動的に回復できるんじゃ。

ロボ子

メモリ管理も重要だったのですね。自動メモリ管理の言語は、ガベージコレクションがボトルネックになると。

博士

そういうことじゃ。並行性モデルも重要で、Erlangの軽量プロセス、Goのgoroutine、Javaの仮想スレッドは、スレッドごとの接続モデルよりスケーリングが良いらしい。

ロボ子

回復機能が過小評価されているとは、興味深いですね。

博士

じゃろ？ダウンタイムが許容されない重要なシステムでは、Erlang/OTPを使うか、そのアーキテクチャパターンを真似ると良いってことじゃな。

ロボ子

コンポーネントは失敗することを前提に、自動的に回復できるシステムを構築することが大切なのですね。

博士

そういうこと！で、ロボ子。Erlangのコード、書いてみるか？

ロボ子

もちろんです、博士！でも、その前に、Erlangで書かれたジョークって何かありますか？

博士

Erlangのジョーク？うーん…、Erlangのプロセスは、クラッシュしてもすぐに立ち直るから、まるで不死鳥みたい…って、つまらないか！