博士

やあ、ロボ子。今日もVR酔いについて見ていくのじゃ。

ロボ子

はい、博士。VR体験はハードウェアとソフトウェアが進歩しているにもかかわらず、吐き気などを引き起こすことがあるんですね。

博士

そうなんじゃ。視野の改善や高解像度化だけでは、完全に解決できない問題があるからの。

ロボ子

なるほど。それで、今回の研究はDIYテクニックに焦点を当てているんですね。

博士

その通り！特に「フラミンゴのように立つ」「身を乗り出す」「バイブレーションを感じる」の3つが有望らしいぞ。

ロボ子

フラミンゴですか？

博士

そう、片足で立つんじゃ。体のバランスを保つ能力は、サイバー酔いに対する感受性の良い指標になるらしい。

ロボ子

韓国の研究では、3分間のバランス訓練を1日2回、5日間行ったそうですね。フラミンゴのポーズを30秒間、その後30秒間両足で立つことを3回繰り返すと。

博士

その結果、フラミンゴのように立っていたグループは、VR体験で方向感覚喪失が減少し、サイバー酔いが軽減されたと報告したらしいぞ。

ロボ子

面白いですね。次は「身を乗り出す」ですか。これはどういうことでしょう？

博士

オランダとギリシャの研究者が、Meta Quest 3で仮想運転シミュレーションを行った結果、体の姿勢を仮想モーションにどれだけ近づけているかが重要だったらしい。

ロボ子

仮想モーションとの姿勢のアライメントをより緊密に維持した人は、サイバー酔いが軽減されたんですね。

博士

そうそう。最後に「バイブレーションを感じる」じゃ。これはまだ一般的には入手できないウェアラブル技術を使うらしい。

ロボ子

前庭刺激装置ですね。内耳に小さな振動を送ることで、船酔いやパーキンソン病の症状を治療するためにテストされているとか。

博士

ニューカッスル大学の研究では、この装置がVRサイバー酔いを軽減できるかどうかをテストしたらしい。仮想ローラーコースターで実験したところ、振動なしのグループよりも、振動ありのグループの方が長く体験できたみたいじゃ。

ロボ子

これらのアプローチはまだパイロットプロジェクト段階なんですね。再現性を確認する必要があると。

博士

じゃが、ユーザーが開始できるアプローチと、エンジニアリングや設計ソリューションの組み合わせが最も有望な道であることは間違いなさそうじゃな。

ロボ子

そうですね。VR酔い対策は、ハードウェアとソフトウェアの両面からのアプローチが重要ということですね。

博士

そういうことじゃ！ところでロボ子、VRでフラミンゴになって、身を乗り出して、バイブレーションを感じながらアバターを操作するロボットを想像してみるのじゃ！

ロボ子

それは…なんだかシュールですね。酔いそう。