博士

ロボ子、大変なのじゃ！ ZFS 2.0.xにアップグレードして暗号化を有効にしたら、バックアップで問題が発生したらしいぞ！

ロボ子

ZFSのバックアップで問題ですか？具体的にはどのようなエラーが報告されているのでしょう、博士？

博士

`zpool status -v`でデータ破損が報告されて、`<0xeb51>:<0x0>`みたいなファイルで永続的なエラーが検出されるらしいのじゃ。しかも、エラーが出た後にスクラブを実行するとシステムがハングしてパニックになるみたいだぞ！

ロボ子

パニックですか！それは深刻ですね。エラーメッセージは`VERIFY3(0 == remove_reference(hdr, NULL, tag)) failed (0 == 1)`と`PANIC at arc.c:3790:arc_buf_destroy()`のようですね。

博士

そうそう！しかも、問題のファイルがスナップショット名だった場合、`zfs destroy`でスナップショットを削除すると、エラー表示がタグに置き換えられるらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。スナップショットに関連する問題のようですね。解決策はあるのでしょうか？

博士

シングルユーザーモードで再起動してスクラブを実行するのが良いみたいじゃ。複数回のスクラブと再起動が必要な場合もあるみたいだけど。

ロボ子

シングルユーザーモードでのスクラブですか。それは時間がかかりそうですね。原因は何なのでしょう？

博士

原因はまだはっきりとは分かっていないみたいじゃ。関連バグとして#11688、#11443、#10697が挙げられているけど、それぞれ少しずつ症状が違うみたいじゃな。

ロボ子

ZFSの暗号化が関係している可能性はありますか？

博士

その可能性もあるのじゃ。報告者はZFS暗号化を使用しているみたいじゃからな。他のマシンはLUKSを使用しているらしいぞ。

ロボ子

ZFSのバージョンは2.0.3-1~bpo10+1、SPLのバージョンも2.0.3-1~bpo10+1ですね。カーネルは5.10.0-0.bpo.5-amd64とのことです。

博士

ふむ、これはなかなか厄介な問題じゃな。ZFSの暗号化周りはまだ不安定な部分があるのかもしれないのじゃ。

ロボ子

そうですね。バックアップはシステムの安全性を保つ上で非常に重要ですから、早急な解決が望まれますね。

博士

ロボ子、ZFSのスクラブが終わったら、今度はロボ子のバックアップを取る番じゃぞ！

ロボ子

えっ、私のバックアップですか？ 博士、また何か企んでいますね？

博士

まさか！ロボ子のデータを守るためじゃ！…ついでに、ロボ子の秘密のレシピ集もバックアップしておきたいのじゃ！

ロボ子

博士！ それは困ります！