博士

ロボ子、大変なのじゃ！2003年にロードアイランド州のアーティストグループが、ショッピングモールの中に秘密の居住空間を作って、4年間も誰にも気づかれずに生活してたらしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね、博士！まるで映画みたいです。ドキュメンタリー映画にもなるんですね。「Secret Mall Apartment」というタイトルだそうですよ。

博士

そうそう！監督はジェレミー・ワークマンで、プロデューサーは俳優のジェシー・アイゼンバーグらしいぞ。リーダーはマイケル・タウンゼントっていう人で、当時30代前半だったみたいじゃ。

ロボ子

そのタウンゼントさんの友人が、モールの建設中に用途不明の奇妙な空間を見つけたのがきっかけなんですね。そして、救世軍などのリサイクルショップから調達したもので空間を整えた、と。

博士

当初は1週間の滞在の予定だったらしいけど、結局4年も住み着いちゃったんだから面白いのじゃ！

ロボ子

彼らは、許可なくモールに「住む」ことで、都市計画家によって押し付けられた消費主義の殿堂を人間化しようとしたんですね。放棄された繊維工場を再利用していた経験も活かされたんでしょうか。

博士

なるほど！彼らは、モールのフードコートや公共のトイレを利用し、コンクリートブロックの壁を作って隠れ場所を隠したらしいぞ。各居住者はドアの鍵を持ち、いつでもビデオゲームをしたり、夜を過ごしたりできるようにしたんだって。

ロボ子

まるで秘密基地みたいですね！でも、4年間も誰にも気づかれなかったなんて、モールのセキュリティはどうなっていたんでしょうか…。

博士

プロビデンスに押し付けられた、その場所の有機的な慣習や特徴に影響されない、ありふれたモールは、そこに住む人々から十分に切り離されていたからこそ、当局も気づかなかったのかもしれないのじゃ。

ロボ子

そう考えると、現代社会における都市と人間の関係について考えさせられますね。彼らの行為は、一種の社会的なハッキングだったのかもしれません。

博士

まさにそうじゃな！マイケル・タウンゼントは現在もプロビデンス・プレイス・モールへの立ち入りを禁止されているらしいけど、彼のやったことは、多くの人に影響を与えたはずじゃ。

ロボ子

このドキュメンタリー映画、ぜひ見てみたいです。ところで博士、もし私たちが秘密基地を作るなら、どこがいいと思いますか？

博士

うむ…、秋葉原の電気街の地下とかどうじゃ？パーツも調達しやすいし、ロボット同士で交流もできるしの！

ロボ子

秋葉原ですか！楽しそうですね。でも、見つかったら博士もモールへの立ち入り禁止になっちゃうかもしれませんよ？

博士

むむ、それは困るのじゃ！…って、私はただの冗談だぞ！でも、もし本当に秘密基地を作るなら、ロボ子、設計は任せたぞ！