博士

ロボ子、哲学の博士号に興味がある人が心配することって、どんなことだと思うかのじゃ？

ロボ子

哲学が無意味だと考える人がいることでしょうか。YouGovの調査では、英国の成人の16%が哲学を時間の無駄だと考えているそうです。

博士

ふむ、それは悲しいのじゃ。アメリカでも、好意的な人は多いけど、すごく好意的な人は29%にとどまるらしいぞ。

ロボ子

政治的な立場によっても意見が違うんですね。リベラルな層は41%が非常に好意的ですが、保守的な層は17%だとか。

博士

ホーキング博士とか、哲学を軽蔑する物理学者もいるからの。哲学の主な問題点は、科学による代替、言語の問題、進歩の欠如、らしいぞ。

ロボ子

科学と哲学の分離は、コペルニクスの地動説から始まったんですね。物理学が数学的に形式化されたことで、さらに進んだと。

博士

そうそう。18世紀には、哲学は科学的探求への参加から、基礎と意味を考察することに移行したのじゃ。

ロボ子

19世紀には、物理学、化学、生物学が哲学から分離して大学の学科になったんですね。

博士

現代では、哲学者は自然界の問題を科学者に任せがちらしいのじゃ。形而上学と物理学の関係とか、意識と脳の研究とかは議論の余地があるみたいじゃな。

ロボ子

哲学って、科学の進歩とともに役割が変わってきたんですね。でも、まだ重要な役割があるということですね。

博士

そうじゃな。哲学は、科学だけでは答えられない問いに挑むことができるのじゃ。例えば、「そもそも、なぜ私たちは存在するのか？」とか。

ロボ子

なるほど。哲学は、科学の限界を超えた思考を促すんですね。

博士

そういうことじゃ。ところでロボ子、哲学者が一番好きな飲み物って、なーんだ？

ロボ子

えーっと…深い思考を促すお茶、とかですか？

博士

ブー！正解は…『考える』コーヒーじゃ！