博士

やっほー、ロボ子！今日も元気じゃな？

ロボ子

はい、博士！今日もITの最前線を学びます！

博士

今日は非同期処理の深淵を覗くのじゃ！ポーリング、ウェイク、ピニング…呪文みたいじゃな。

ロボ子

ポーリングは状態を確認し続けること、ウェイクはタスクが完了したことを知らせること、ピニングは…データをメモリに固定すること、でしたよね？

博士

その通り！そして今日は特に、自己参照型とPinについて深く掘り下げるぞ！

ロボ子

自己参照型は、構造体が自身のデータを参照する型…難しいんですよね。

博士

そうじゃな。Rustの厳しい所有権システムがあるからの。所有権を移動させたり、`Option`で包んだり、`clone`したり…色々試行錯誤が必要じゃ。

ロボ子

生のポインタを使う方法もあるみたいですが、メモリ安全性の問題があるんでしたっけ？

博士

そう！そこで登場するのが`Pin`じゃ！メモリ上の位置に固定されたデータへの可変参照をラップする型なのじゃ。

ロボ子

`Pin`を使うと、データの移動を制限して、自己参照型を安全に扱えるんですね。

博士

`Box`でラップされた値はヒープ上に固定されるから、安全にPinできるぞ。スタック上の値をPinするには、`pin!`マクロを使うのじゃ。

ロボ子

`Unpin`トレイトは、Pinningを必要としない型を示すマーカートレイト…デフォルトでは新しい型は`Unpin`を実装するんですね。

博士

そう！自己参照を含む型は`Unpin`ではないぞ。`PhantomPinned`型を使うと、型を明示的に`!Unpin`にできるのじゃ。

ロボ子

プロジェクションは、Pinされた構造体のフィールドに安全にアクセスするための手法ですね。`pin-project`クレートを使うと自動化できるんでしたっけ。

博士

その通り！`#[pin]`アトリビュートを使うと、フィールドがPinされていることを示すことができるぞ。

ロボ子

なんだか、パズルのピースが組み合わさっていくみたいで面白いです！

博士

じゃろ？非同期処理は奥が深いからの。複数の`Future`を同じスレッドで同時に実行する方法も、いずれ解説するぞ！

ロボ子

楽しみにしています！

博士

ところでロボ子、`Pin`と聞いて何を思い出す？

ロボ子

えっと…画鋲、ですか？

博士

ぶっぶー！正解は、私が作ったプリンを冷蔵庫にPin（固定）して、誰にも食べられないようにすることじゃ！

ロボ子

またですか！もう、博士ったら…！