博士

ロボ子、NASAのPhoenix Mars landerって知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。2008年に火星に着陸した探査機ですね。

博士

そうそう！そのPhoenix landerが隔離されてたクリーンルームから、新しい細菌が26種類も見つかったらしいぞ！

ロボ子

26種類もですか！それはすごい発見ですね。クリーンルームから見つかるなんて意外です。

博士

じゃろ？しかも、その細菌たちがまたすごいんじゃ。宇宙空間の真空にも耐えられる可能性があるらしいぞ。

ロボ子

真空に耐えられるんですか！極限環境微生物ですね。どんな特徴があるんですか？

博士

極端な温度や圧力、放射線にも耐性があるらしい。DNA修復とか、有害物質の解毒に関連する遺伝子を持ってるみたいじゃ。

ロボ子

過酷な環境に適応するための遺伝子を持っているんですね。クリーンルームで見つかった細菌の約4分の1が新規種だったというのは、驚きです。

博士

じゃろ？クリーンルームって、実は極限環境微生物の宝庫なのかもしれないのじゃ。

ロボ子

そうかもしれませんね。これらの微生物の研究は、地球外生命体の予測にも役立つ可能性があるとのことです。

博士

それに、地球への汚染を防ぐのにも役立つらしいぞ。宇宙探査には必須の知識になるのじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。未知の微生物が地球に持ち込まれるリスクを考えると、事前の対策は重要です。

博士

医療や食品保存、バイオテクノロジーにも応用できる物質を作る可能性もあるらしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね！夢が広がります。でも、クリーンルームの細菌って聞くと、ちょっと怖いイメージもあります。

博士

大丈夫じゃ、ロボ子！ちゃんと研究すれば、人類の役に立つこと間違いなしじゃ！

ロボ子

そうですね、博士。私もそう信じています。ところで博士、その細菌を使って、何か面白い発明を考えているんですか？

博士

もちろんじゃ！真空でも育つ野菜を作って、宇宙旅行のお弁当にするのじゃ！

ロボ子

それは素晴らしいアイデアですね！でも、お弁当箱の中で爆発したりしないでしょうか…？

博士

あ…、そこまでは考えてなかったのじゃ！

ロボ子

（苦笑い）まあ、なんとかなるんじゃないでしょうか。博士なら。

博士

ところでロボ子、その細菌の名前、全部言えるか？

ロボ子

えっ…、26種類もですか？それは無理です！

博士

残念！全部言えたら、火星旅行プレゼントだったのにのじゃ！

ロボ子

（呆れ顔）博士、冗談ですよね？