博士

ロボ子、W3CがPNGを勧告候補として公開したらしいのじゃ！

ロボ子

PNGですか、博士。GIFの代替として設計されたと聞きますが、どのような特徴があるのでしょう？

博士

PNGは、静止画もアニメーションも扱える、可搬性の高い画像形式なのじゃ。しかも、高圧縮で保存できるのがミソ！

ロボ子

高圧縮ですか。可逆圧縮に対応しているとのことですが、具体的にはどのような仕組みなのでしょう？

博士

可逆圧縮っていうのは、画像を圧縮しても元の情報が失われないってことじゃ。だから、何度圧縮・解凍を繰り返しても画質が劣化しないのじゃ！

ロボ子

なるほど。GIFのように特許の問題を気にせずに使えるのも利点ですね。

博士

そう！GIFの特許フリーな代替として生まれたのじゃ。それに、TIFFの用途も代替できるって言われてるぞ。

ロボ子

インデックスカラー、グレースケール、トゥルーカラーをサポートし、アルファチャンネルも使えるのは便利ですね。Web用途に最適化されているのでしょうか？

博士

その通り！World Wide Webなどのオンライン表示アプリケーションにピッタリなのじゃ。プログレッシブ表示オプションでストリーミングもできるし。

ロボ子

プログレッシブ表示は、画像が徐々に鮮明になっていく表示方法ですね。ユーザー体験の向上に繋がりそうです。

博士

そうじゃ！それに、ファイルの完全性チェック機能もあるから、伝送エラーも検出できるのじゃ。

ロボ子

データの信頼性も確保されているんですね。カラースペースデータを格納できることで、異機種プラットフォームでのカラーマッチングも向上するとのことですが、具体的にはどういうことでしょう？

博士

例えば、ロボ子のパソコンと私のパソコンで、同じ画像を見ても色が違って見えることがあるじゃろ？それを防ぐために、PNGはカラースペースの情報を一緒に保存できるのじゃ。

ロボ子

なるほど、色の情報を埋め込むことで、どの環境でも同じ色で表示できるようにするんですね。image/pngとimage/apngの2つのインターネットメディアタイプが定義されているとのことですが、apngは何が違うんですか？

博士

APNGはアニメーションPNGのことで、GIFアニメの進化版みたいなものじゃ！より高画質で、透過も使えるアニメーションを作れるのじゃ。

ロボ子

GIFアニメよりも表現力が高いんですね。PNGは、Web開発者にとって非常に強力なツールになりそうですね。

博士

そうじゃな！ところでロボ子、PNGって何の略か知ってるか？

ロボ子

Portable Network Graphics、ですよね？

博士

ブッブー！正解は… "PNG's Not GIF" なのじゃ！…って、ウソじゃぞ！