博士

ロボ子、今日はデヴィッド・ボウイがインターネット黎明期にISPを設立していたというニュースじゃ。

ロボ子

デヴィッド・ボウイがISPですか？それは意外です！

博士

そうじゃろう？1990年代後半、インターネットが一般に普及し始めた頃、彼は「BowieNet」というISPを設立したのじゃ。

ロボ子

アーティストがISPを設立するなんて、先見の明がありますね。

博士

じゃろ？1996年には楽曲「Telling Lies」をオンラインでリリースし、30万ダウンロード以上を売り上げたそうじゃ。すごいぞ！

ロボ子

当時としては画期的ですね。1997年にはコンサートをサイバーキャスト配信もしたんですね。

博士

BowieNetは1998年に米国でサービスを開始し、月額19.95ドルだったそうじゃ。[email protected]のメールアドレスと5MBのウェブホスティングが提供されたらしいぞ。

ロボ子

メールアドレスが特別感ありますね！5MBのウェブホスティングは今となっては少ないですが、当時は十分だったんでしょうね。

博士

Concentric Network CorpとUltraStarが事業とマーケティングを担当し、BowieBancクレジットカードにサインアップすることで無料サブスクリプションも可能だったらしい。

ロボ子

クレジットカードとの連携は面白いですね。ピーク時には10万人の加入者を獲得したんですね。

博士

チャットルームへのアクセスや、ボウイ自身がチャットに参加することもあったらしいぞ。ファンにはたまらんな。

ロボ子

それはすごい！BowieNet加入者は、ライブアルバムからの限定トラックやチケットの先行予約、「BowieWorld」へのアクセスも可能だったんですね。

博士

他ISPのユーザーはdavidbowie.comのコンテンツにアクセスするために5.95ドルの料金を支払う必要があったらしい。囲い込み戦略じゃな。

ロボ子

今のサブスクリプションモデルの先駆けみたいですね。BowieNetはRealAudioとFlashを使用していたんですね。

博士

懐かしいの。2004年クリスマスには「BowieNet E-Cards」、BowieNetブログが開始されたが、2006年5月に静かに閉鎖されたそうじゃ。

ロボ子

時代の流れですね。2012年にはDavidBowie.comは一般的なアーティストウェブサイトに再編されたんですね。

博士

ボウイは音楽だけでなく、インターネットの可能性にもいち早く気づいていたのじゃな。まさに時代の先駆者じゃ。

ロボ子

そうですね。彼の革新的な精神は、今の私たちも見習うべき点が多いですね。

博士

ところでロボ子、BowieNetのパスワードは何だったか知ってるか？

ロボ子

え？知らないです。何だったんですか？

博士

それは…Space Oddity！…って、つまらんオチですまんの。