博士

ロボ子、今日のニュースは古代アテネの民主主義から現代の市民集会まで、なかなか興味深い話じゃぞ。

ロボ子

博士、古代アテネでは市民が直接議論に参加していたのですね。現代の選挙制度とは大きく異なりますね。

博士

そうじゃ、アテネでは抽選で選ばれた人が評議会のメンバーになったり、裁判官になったりしたらしいぞ。選挙で選ばれるのは、一部の人に権力が集中するから寡頭制だって考えられていたみたいじゃ。

ロボ子

現代の選挙制度では、政治家が白人、富裕層、男性に偏っているという指摘もありますね。カナダの議会でも、女性や移民、先住民の割合が少ないと。

博士

記事によると、カナダの第42議会は多様性があると言われたけど、それでも女性議員は27%だったらしいぞ。もっと多様性が必要じゃな。

ロボ子

ブリティッシュコロンビア州では、市民が集まって選挙制度について議論したのですね。参加者には日当も支払われたとか。

博士

そうそう、無作為に選ばれた市民が集まって、単記移譲式投票（STV）を推奨したんじゃ。でも、残念ながら住民投票で否決されちゃったみたいじゃな。

ロボ子

オンタリオ州でも同様の試みがあったのですね。アイルランドでは、市民集会の提言が国民投票で承認された例もあるようですが。

博士

アイルランドでは、中絶法廃止や同性婚合法化が無作為に選ばれた市民の提言から実現したんじゃな。市民集会と一般市民とのコミュニケーションが重要だってことじゃ。

ロボ子

記事では、マギル大学のアラシュ・アビザデ氏が、上院を無作為に選ばれた市民に置き換えるべきだと提案していると紹介されていますね。

博士

なるほど、抽選で選ばれた議院があっても面白いかもしれんの。でも、ロボ子、もし私たちが無作為に選ばれて政治家になったらどうする？

ロボ子

私は博士の指示に従います！…でも、その前に、政治についてもっと勉強しないといけませんね。

博士

大丈夫、私が全部教えてあげるぞ！まずは、税金の仕組みから…って、あれ？私、税金って何だっけ？