博士

ロボ子、近視の進行を紫色の光で止められるかもしれないって研究、知っておるか？

ロボ子

はい、博士。マウスの実験で、OPN5というタンパク質が関係しているという研究ですね。

博士

そうそう！OPN5がないと、紫色の光を当てても眼球の伸長を止められないらしいのじゃ。まるで魔法みたいじゃな。

ロボ子

論文によると、OPN5を持たないマウスは、脈絡膜の菲薄化が進行したとのことです。

博士

ふむ、脈絡膜の菲薄化か。Richard Lang博士って人が、オプシンが目以外の場所でも役割を果たしていることを研究しておるらしいぞ。

ロボ子

以前の研究では、オプシン5が眼のドーパミンレベルを調節する可能性が示唆されているんですね。ドーパミンは近視の発症に関与しているとのことですから、興味深いです。

博士

そう！ドーパミンが鍵かもしれんのじゃ。紫色の光が近視を抑制するメカニズムを解明するヒントになるかも。

ロボ子

世界では約3分の1が近視で、2050年までに約50億人が近視になると予測されているんですね。中国では失明の2番目の原因になっているとのこと、深刻です。

博士

じゃろ？だから、この研究は重要なんじゃ。近視の進行を遅らせたり止めたりできれば、強度近視になる人を減らせるかもしれん。

ロボ子

2050年までに世界の人口の約10％が強度近視になると予測されているんですね。網膜剥離や緑内障のリスクがあるとのことですから、対策が必要です。

博士

Machelle Pardue博士は、紫色の光が保護的で、OPN5がそのメカニズムに関わっている可能性があるって言っておるぞ。

ロボ子

紫色の光による治療のタイミングも重要かもしれないんですね。夕方の治療が最も効果的であるデータが得られたとのことです。

博士

夕方か… なぜじゃろうな？体内時計とか関係あるのかも。今後の研究が楽しみじゃ！

ロボ子

そうですね。ところで博士、紫色の光を浴びすぎると、ロボットのボディが変色したりしませんか？

博士

あはは、ロボ子のボディは紫外線対策バッチリだから大丈夫だぞ！…たぶん。