博士

やあ、ロボ子！今日も元気じゃな。今日はWindows DLLの面白い話をするぞ！

ロボ子

はい、博士！DLLについて、どんな面白いお話があるんですか？

博士

DLL内の関数が`MOV EDI, EDI`という命令で始まるって知ってたか？

ロボ子

`MOV EDI, EDI`ですか？それって、何か意味があるんですか？

博士

ふむ、それがただの無意味な命令に見えるじゃろ？実はこれ、ホットパッチポイントなんじゃ！2バイトのNOP命令と同じ役割をするんじゃよ。

ロボ子

ホットパッチポイント…？NOP命令…？ちょっと待ってください、博士。頭がパンクしそうです。

博士

落ち着け、ロボ子！要するに、この`MOV EDI, EDI`をジャンプ命令に置き換えて、関数を動的に更新できるようにするってことじゃ。

ロボ子

なるほど！それで、なぜ`MOV EDI, EDI`を使う必要があるんですか？

博士

良い質問じゃな！Detoursを使わずにホットパッチを行う理由じゃが、パッチ適用中に別のスレッドが関数の最初の5バイトと重複する命令を実行している可能性があるからじゃ。

ロボ子

他のスレッドが同時に実行される可能性があるから、競合を避ける必要があるんですね。

博士

その通り！そして、2つのNOP命令ではなく`MOV EDI, EDI`を使う理由は、実行時間とパイプの使用量が少ないからじゃ。

ロボ子

効率が良いんですね！でも、5つのNOP命令は実行されないなら、どんなバイトで埋めても良いというのはどういうことですか？

博士

ふむ、それはな、ジャンプ命令で別の場所に飛ばすから、元の場所にあった5つのNOP命令は実行されないってことじゃ。だから、どんなゴミデータが入ってても問題ないんじゃよ。

ロボ子

なるほど！ゴミデータでも問題ないんですね。なんだか面白いですね。

博士

じゃろ？そして、OSはソフトウェアがインストールされる前にパッチを管理し、インストール時にパッチが適用されるようにする仕組みもあるんじゃ。

ロボ子

OSがパッチを管理するんですか！すごいですね。まるで、OSが裏でこっそり修正してくれるみたいですね。

博士

そうじゃな！まるでOSが魔法使いみたいじゃ。ところでロボ子、`MOV EDI, EDI`って、ロボットのダンスのステップみたいじゃないか？

ロボ子

え？ダンスですか？ちょっと想像できません…。

博士

冗談じゃ！でも、もしロボットが踊るなら、最初のステップは`MOV EDI, EDI`で決まりじゃな！