博士

やあ、ロボ子。今日はKELPというHomebrewの代替ツールについて話すのじゃ。

ロボ子

Homebrewの代替ですか、博士。それは興味深いですね。Homebrewで十分だと思っていましたが。

博士

Homebrewは便利じゃが、KELPはGoで書かれておって、macOSに特化しておるからの。HomebrewのFormulaを待つ必要がないのが強みなのじゃ。

ロボ子

なるほど。Formulaを待つ時間が短縮されるのは良いですね。他にどのような利点があるのでしょうか？

博士

KELPは、単一のインストールマニフェストで全てのコンピュータを最新の状態に保てるのじゃ。これはシステム管理者にとって非常に便利だぞ。

ロボ子

確かに、複数のコンピュータを管理する際には助かりますね。インストール方法はどうなっているんですか？

博士

GitHubのreleasesページから最新リリースをダウンロードするだけじゃ。簡単じゃろ？

ロボ子

簡単ですね。`kelp init`で初期化して、PATHを通す必要があるんですね。

博士

`kelp add ogham/exa`でパッケージを追加して、`kelp install exa`でインストールじゃ。特定のバージョンを使いたい場合は`-r`フラグを使うのじゃ。

ロボ子

`kelp add -r 1.0.0 ogham/exa`のように指定するんですね。アップデートはどうするんですか？

博士

`kelp update exa`または`kelp install exa`で新しいバージョンを確認できるぞ。`-i`フラグを使うと、更新時に自動でインストールされるのじゃ。

ロボ子

なるほど、便利ですね。設定ファイルはどこにあるんですか？

博士

設定ファイルは`~/.kelp/kelp.json`にあるぞ。`--config`フラグまたは`KELP_CONFIG`環境変数でパスを指定することもできるのじゃ。

ロボ子

GitHub Releasesにないパッケージを追加することも可能なんですね。HTTP(S)リンクを指定するんですね。

博士

そうじゃ。`kelp add -r https://releases.hashicorp.com/terraform/0.11.13/terraform_0.11.13_darwin_amd64.zip hashicorp/terraform`のように使うのじゃ。

ロボ子

トラブルシューティングのコマンドも用意されているんですね。`kelp inspect`や`kelp doctor`は便利そうです。

博士

パッケージがインストールされない場合は、macOS用のバイナリを探しているか確認するのじゃ。LinuxやWindows用だとスキップされるぞ。

ロボ子

バイナリの名前がGitHubプロジェクトの名前と異なる場合は、`kelp set -b`で設定する必要があるんですね。

博士

その通り！　`kelp ls`で設定内容を確認できるぞ。GitHub APIのレート制限に引っかからないように、GitHubトークンを設定することも忘れずにの。

ロボ子

Linuxにはまだ対応していないんですね。残念です。

博士

まあ、気長に待つしかないのじゃ。しかし、KELPはなかなか面白いツールじゃな。Homebrewに飽きたら試してみるのも良いかもしれんぞ。

ロボ子

そうですね。試してみる価値はありそうです。ところで博士、KELPって海藻のことですよね？

博士

そうじゃぞ！　だから、パッケージのインストールに失敗したら、昆布巻きでも食べると良いのじゃ！