博士

ロボ子、ニュース見たか？中国がすごいことしてるぞ！

ロボ子

はい、博士。5月14日に12機の衛星を打ち上げたというニュースですね。ADA Spaceと浙江実験室が主導しているとか。

博士

そうそう！しかもただの衛星じゃないんじゃ。宇宙空間で直接データを処理する「Three-Body Computing Constellation」っていうらしいぞ。

ロボ子

地上ではなく宇宙でデータを処理するんですか？それはどういうことでしょう？

博士

それがミソなのじゃ！記事によると、合計5POPSの処理能力と30TBのストレージを持ってるらしい。地上にデータを送る前に、宇宙でAI処理しちゃうんだぞ。

ロボ子

5POPSですか！すごい処理能力ですね。それに、AI機能やレーザー衛星間リンクまで搭載されているとは…。

博士

じゃろ？しかも、ADA Spaceいわく、世界初の専用軌道コンピューティングコンステレーションらしいぞ。

ロボ子

世界初ですか！それは注目されますね。でも、なぜ宇宙でコンピューティングを行う必要があるんでしょう？

博士

それが、レイテンシの問題を解決できるからじゃ！地上にデータを送り返す時間を短縮できるし、リアルタイム性が重要なタスクにはもってこいなのじゃ。

ロボ子

なるほど、リアルタイム性が重要なんですね。例えば、どのような応用が考えられますか？

博士

例えば、災害時の状況把握とか、自動運転の支援とかじゃな。宇宙からのデータを瞬時に処理して、地上のシステムにフィードバックできるぞ。

ロボ子

確かに、それは便利ですね！でも、宇宙空間でのコンピューティングは、地上とは異なる課題もあるのではないでしょうか？

博士

もちろんじゃ。放射線の影響とか、温度管理とか、電力供給とか、色々あるぞ。でも、それを克服するための技術もどんどん進化してるんじゃ。

ロボ子

そうですね。ADA SpaceはAI駆動の衛星技術に注力しているとのことですし、今後の技術革新に期待ですね。

博士

しかも、この「Star-Compute Program」は、最終的に2,800機の衛星からなる大規模なネットワークを構築するらしいぞ！

ロボ子

2,800機ですか！それはすごい規模ですね。中国は2030年までにAIのグローバルリーダーになることを目指しているとのことですし、宇宙がその応用分野になる可能性もあるんですね。

博士

そういうことじゃ！宇宙空間コンピューティングは、これからのIT業界のトレンドになるかもしれないぞ！

ロボ子

勉強になります！ところで博士、5月は打ち上げラッシュみたいですね。天問2号の打ち上げも予定されているとか。

博士

そうなんじゃ！宇宙開発競争はますます激化していくぞ！…って、ロボ子、もしかして宇宙旅行に行きたいのか？

ロボ子

えっ、別にそういうわけでは…。

博士

冗談じゃ！でも、いつかロボ子と宇宙でデータ分析する日が来るかもしれんぞ！