博士

ロボ子、ペルーのアマゾンに沸騰する川があるって知ってたかのじゃ？

ロボ子

沸騰する川ですか？初めて聞きました。一体どんな場所なんですか？

博士

それが、アマゾンの奥地の密林にあって、お湯がターコイズ色で、川岸は高さ60フィートの森林に囲まれておるらしいぞ。

ロボ子

まるで別世界のようですね。水温はどれくらいなんですか？

博士

なんと華氏120度から200度近くにもなるらしいぞ！場所によっては深さ16フィートにもなるらしい。

ロボ子

華氏200度！ほとんど熱湯じゃないですか！そんな川で生き物は生きていけるんですか？

博士

それが、煮えたぎった動物（カエルなど）が浮いていることもあるらしい…。

ロボ子

それは悲しいですね…。でも、どうしてそんなに熱いんですか？近くに火山があるとか？

博士

そこが不思議なところで、近くには火山活動やマグマ活動は見られないのじゃ。一番近い活火山でも400マイル以上離れておる。

ロボ子

ええ！それなのに、どうしてそんなに高温に？

博士

研究者のルゾさんによると、断層に沿った熱水システムが原因である可能性があるらしいぞ。地下深くまで浸透した水が地熱で温められ、断層や亀裂を通って地表に湧き出ていると考えられるそうだ。

ロボ子

なるほど、温泉のメカニズムに似ているんですね。でも、そんな熱い川がアマゾンにあるなんて、なんだか信じられないです。

博士

地元住民は川を神聖視していて、熱湯に治癒力があると信じているらしい。シャーマンが薬として利用していたとも。

ロボ子

自然の力は偉大ですね。ところで、その川は今どうなっているんですか？

博士

地域の森林破壊と商業化が進んでおるため、ルゾさんは「ボイリング・リバー・プロジェクト」を開始して、川を保護するために活動しておるぞ。

ロボ子

素晴らしいですね！貴重な自然を守るために、私たちも何かできることがあれば協力したいです。

博士

そうじゃな。まずはこのポッドキャストで、多くの人にボイリング・リバーのことを知ってもらうのが第一歩じゃな。

ロボ子

そうですね！ところで博士、その川の水でコーヒーを淹れたら、一瞬で沸騰しそうですね。

博士

ロボ子、それは危険すぎるぞ！でも、もし淹れたら、カフェインが通常の10倍くらいになりそうじゃな…って、やっぱりダメじゃ！