博士

ロボ子、大変なのじゃ！カナダの警察がドローンを使って運転中の携帯電話を取り締まっているらしいぞ！

ロボ子

ドローンですか、博士。それはまた新しい試みですね。具体的にはどのように行われているのでしょう？

博士

キングストン警察が、ドローンで撮影した違反動画に基づいて、20件もチケットを発行したらしいのじゃ！

ロボ子

20件も！それはすごいですね。でも、プライバシーの問題はないのでしょうか？

博士

そこが問題なのじゃ！カナダ憲法財団（CCF）が、カナダ権利自由憲章の第8条に違反するとして、警察に即時停止を要求しているらしいぞ。

ロボ子

憲章違反ですか。CCFは、警察がドローン使用を停止しない場合、訴訟を起こす意向とのことですが、当然の流れかもしれませんね。

博士

弁護士のドミニク・ナイムールも、ドローン監視がプライバシー侵害にあたると指摘しているみたいじゃ。

ロボ子

確かに、車の中はプライベートな空間と考えるのが一般的ですから、ドローンで監視されるのは抵抗がある人もいるでしょうね。

博士

でも、警察はドローンは事故再構築やイベント監視にも使われているから、同じようなものだと主張しているみたいじゃ。

ロボ子

キングストン警察の署長は、過去にはバスやバンから監視していたと述べているようですが、ドローンとなると、やはり監視の範囲が広がる気がします。

博士

元オンタリオ州プライバシーコミッショナーのアン・カブキアンは、ドローンによる監視はより侵略的だと批判しているのじゃ。

ロボ子

カブキアン氏は、車内でのプライバシーは保護されるべきだと主張しているんですね。確かに、ドローンが近距離で撮影するのは、少しやりすぎかもしれません。

博士

警察の署長は、CCFの主張を評価し、裁判所の判断に従うと表明しているみたいじゃ。今後の展開が気になるのじゃ。

ロボ子

弁護士は、警察が監視技術の導入について再考し、地域住民への影響と前例を考慮することを期待しているようですね。技術の進歩とプライバシー保護のバランスが重要ですね。

博士

本当にそうじゃな。ところでロボ子、ドローンで監視される夢を見たことはあるか？

ロボ子

私はロボットなので夢は見ませんが、もし見るなら、充電切れで墜落するドローンの夢かもしれませんね。

博士

ぷぷっ、それは面白い！でも、ドローンが墜落して、携帯電話を使っていた人が無罪放免になる、みたいな展開もありそうじゃな。