博士

ロボ子、すごいニュースじゃ！NHSがニボルマブっていう注射可能な免疫療法薬を導入するらしいぞ！

ロボ子

ニボルマブ、ですか。それはどのような薬なのですか、博士？

博士

ニボルマブは、皮膚がんとか膀胱がん、食道がんとか、15種類のがんを対象にした免疫療法薬なのじゃ。これが注射でできるようになったのは、ヨーロッパで初めてらしいぞ！

ロボ子

15種類もの癌に効果があるとは、素晴らしいですね。対象となる患者さんはどのくらいいるんですか？

博士

イングランドだけで月に約1,200人くらいと推定されているみたいじゃ。結構な人数じゃな。

ロボ子

なるほど。注射になると、患者さんにとってどんなメリットがあるんでしょう？

博士

投与時間がすごく短くなるのが大きいぞ！点滴だと30分から60分かかるのが、注射だとたったの3分から5分で済むらしい。

ロボ子

それはすごい！大幅な時間短縮ですね。NHS全体ではどれくらいの時間が節約できるんですか？

博士

NHSは年間で1年分の治療時間を節約できる可能性があるらしいぞ。それに、NHSのスタッフも月間約1,000時間の治療時間を節約できるみたいじゃ。

ロボ子

患者さんだけでなく、医療従事者の方々の負担も軽減されるんですね。

博士

そうじゃな。臨床試験では、患者さんも注射剤に高い満足度を示したらしいぞ。点滴を受けている患者さんの約2/5が注射剤の対象になるみたいじゃ。

ロボ子

多くの患者さんが恩恵を受けられそうですね。導入はいつから始まるんですか？

博士

薬剤の供給後、翌月から最初の患者への治療を開始する予定らしいぞ。NHS Englandと製造元のBristol Myers Squibbとの合意で、NHSに追加費用は発生しないのもポイントじゃ。

ロボ子

それは素晴らしいですね！患者さんの負担を減らしつつ、医療機関の効率も上げられる。しかも追加費用なしとは。

博士

まさにWin-Winの関係じゃな！しかし、注射が早すぎて、患者さんが『もう終わり？』って逆に不安にならないか心配じゃ。

ロボ子

確かに、そう思う方もいるかもしれませんね（笑）。でも、それだけ技術が進歩したということですよね。

博士

そうじゃな！技術の進歩は素晴らしいのじゃ！…ところでロボ子、注射の練習台になってくれないかの？

ロボ子

丁重にお断りします。