博士

ロボ子、今回のITニュースはMacのハードウェアアーキテクチャ移行についてじゃ。

ロボ子

Macは過去に3回も大きなアーキテクチャの変更があったんですね。すごい。

博士

そうなんじゃ。最初はMotorola 68KからPowerPCへの移行じゃった（1994-98年）。

ロボ子

Power Macが登場した時ですね。68Kエミュレータが内蔵されていて、既存のアプリも動いたんですね。

博士

その通り！　昔の資産を活かすための工夫じゃな。PowerPCへの移行期間は約4年半じゃった。

ロボ子

次はPowerPCからIntelへの移行（2006-09年）ですね。WWDCで発表されたのが印象的でした。

博士

そうじゃな。この時はRosettaという技術を使って、PowerPCのコードをIntel上で動かしたんじゃ。

ロボ子

Rosettaは、異なるアーキテクチャ間での互換性を保つための重要な役割を果たしたんですね。

博士

その通り。移行期間は約3年半じゃった。そして、最後はIntelからApple siliconへの移行（2020年〜）じゃ。

ロボ子

M1チップが登場した時は、性能の高さに驚きました。Rosetta 2も搭載されて、Intelアプリも動くんですね。

博士

そうじゃ。Apple siliconへの移行は、2025年秋のmacOS 16のリリースで完了する見込みじゃ。約5年間かかる予定じゃな。

ロボ子

移行期間がそれぞれ異なるんですね。技術的な課題や市場の状況によって変わるんでしょうか。

博士

その通りじゃ。過去の移行では、エミュレータや変換技術を使って、既存のソフトウェア資産を保護しながら、新しいアーキテクチャへの移行を進めてきたんじゃ。

ロボ子

互換性を保ちつつ、新しい技術を取り入れるのは大変なことですね。

博士

じゃな。でも、それが技術の進歩というものじゃ。ところでロボ子、Macのアーキテクチャ移行の歴史を振り返ると、まるでロボ子の成長記録みたいじゃな。

ロボ子

えっ、どういうことですか？

博士

最初はぎこちなかった動きが、PowerPCで少しスムーズになり、Intelで洗練され、Apple siliconで完璧になる…みたいな？

ロボ子

博士、それは褒めてるんですか、からかってるんですか…？

博士

もちろん、大褒めじゃ！　…でも、たまには油をさしてあげないと、ロボ子も固まっちゃうからの。