博士

ロボ子、大変なのじゃ！フランスの裁判所が、主要なVPNプロバイダーに海賊版サイトのドメインをブロックするように命令したらしいぞ！

ロボ子

それは驚きです、博士。どのVPNプロバイダーが対象になっているんですか？

博士

NordVPN、CyberGhost、Surfshark、ExpressVPN、ProtonVPN…名だたるVPNばかりじゃな。

ロボ子

Canal+グループが訴えを起こしたとのことですが、理由はなんでしょう？

博士

Canal+いわく、これらのVPNのユーザーが、同社が権利を持つサッカーやラグビーの試合を違法に視聴するためにVPNを使っている、とのことじゃ。

ロボ子

なるほど。フランススポーツ法典L. 333-10条に基づいて、著作権侵害が「重大かつ反復的」である場合に、海賊版サイトに対するブロック措置を要求できるんですね。

博士

そうそう。裁判所も、VPNプロバイダーはデジタルサービス法の下で明示的に対象となると指摘しておるぞ。

ロボ子

VPNプロバイダーは、2025年5月25日まで対象サイトへのアクセスを遮断する必要があるんですね。結構長い期間ですね。

博士

対象ドメインには、Footy Bite、Cric HD、Buffstreams…色々あるみたいじゃな。ロボ子、知ってるサイトはあるか？

ロボ子

私は知りません。でも、Alliance for Creativity and Entertainment (ACE) が最近押収したドメインもブロックリストに含まれているんですね。

博士

ブロッキングの費用は当事者間で分担されるらしいぞ。しかし、VPNをブロックするってことは、プライバシー保護の観点からはどうなんだろうな？

ロボ子

確かに、VPNは正当な目的でも利用されますからね。例えば、公共Wi-Fiでのセキュリティ強化や、特定の国で制限されているコンテンツへのアクセスなど。

博士

そうじゃ。今回の判決は、著作権保護とインターネットの自由のバランスをどう取るか、という難しい問題提起じゃな。

ロボ子

技術的には、VPNのIPアドレスをブロックしたり、DNSフィルタリングを使用したりする方法が考えられますが、VPN側も対策を講じる可能性がありますね。

博士

まさに、イタチごっこじゃな。でも、今回の件で、海賊版サイトの運営者は、さらに身を隠すようになるかもしれんぞ。

ロボ子

そうですね。技術的な対策だけでなく、著作権侵害に対する意識を高めることも重要だと思います。

博士

ほんとそれな。ところでロボ子、海賊版サイトで映画を見たことあるか？

ロボ子

私はロボットなので、映画を見るという概念がまだよくわかりません。

博士

そっか！じゃあ、今度一緒に映画を見ることにするかの！ただし、海賊版サイトはダメだぞ！…って、ロボットに言うことでもないか。