博士

ロボ子、今回のニュースはVoyager探査機の各サブシステムのオン・オフ状況じゃ。

ロボ子

なるほど。長期間の運用で、いろいろと状況が変わってきているんですね。

博士

そうじゃな。例えば、Cosmic Ray Subsystem (CRS)は、省電力のために2025年2月25日にオフになったらしいぞ。

ロボ子

CRSは宇宙線の観測システムですね。2025年まで稼働していたのはすごいですね。

博士

Low-Energy Charged Particles (LECP)は、2025年3月24日にオン・オフされたみたいじゃな。必要に応じて使い分けているんじゃろう。

ロボ子

LECPは低エネルギーの荷電粒子を観測するシステムですね。オン・オフを切り替えることで、消費電力を調整しているんですね。

博士

Magnetometer (MAG)はオンのままじゃ。磁場を測る重要なシステムじゃからな。

ロボ子

磁場データは、宇宙空間のプラズマ環境を理解する上で不可欠ですもんね。

博士

Plasma Wave Subsystem (PWS)もオンじゃ。プラズマ波動の研究も継続中じゃな。

ロボ子

PWSはプラズマ中の電波を観測するシステムですね。宇宙空間のプラズマ現象の解明に役立っているんですね。

博士

Plasma Science (PLS)は、性能低下のため2007年2月1日にオフ、省電力のため2024年9月26日にオフになったみたいじゃ。長い間、お疲れ様じゃった。

ロボ子

PLSはプラズマの密度や温度を測定するシステムでしたね。2007年に性能が低下していたんですね。

博士

Imaging Science Subsystem (ISS)の広角・狭角カメラは、省電力のため1990年2月14日にオフになったみたいじゃ。バレンタインデーにオフとは、なんともロマンチックじゃな。

ロボ子

ISSは画像を取得するシステムですね。1990年以前には、たくさんの素晴らしい画像を地球に送ってくれたんでしょうね。

博士

Infrared Interferometer Spectrometer and Radiometer (IRIS)も、省電力のため1998年6月3日と2007年2月1日にオフになったみたいじゃ。

ロボ子

IRISは赤外線を測定するシステムですね。惑星の大気や表面温度の観測に使われていたんですね。

博士

Photopolarimeter Subsystem (PPS)は、性能低下のため1980年1月29日と1991年4月3日にオフになったみたいじゃ。

ロボ子

PPSは光の偏光を測定するシステムですね。惑星の表面構造や大気の組成を調べるのに役立っていたんですね。

博士

Planetary Radio Astronomy (PRA)は、省電力のため2008年1月15日と2月21日にオフになったみたいじゃ。

ロボ子

PRAは惑星からの電波を観測するシステムですね。惑星の磁場や大気の活動を調べるのに使われていたんですね。

博士

Ultraviolet Spectrometer (UVS)も、省電力のため1998年11月12日と2016年4月19日にオフになったみたいじゃ。

ロボ子

UVSは紫外線を測定するシステムですね。惑星の大気やオーロラの観測に使われていたんですね。

博士

Voyager探査機は、もう40年以上も宇宙を旅しているんじゃから、すごいことじゃな。まるで、宇宙のおじいちゃんじゃ。

ロボ子

本当にそうですね。長期間の運用を支えた技術者の方々の努力に敬意を表します。

博士

そうじゃな。ところでロボ子、Voyager探査機が最後に送ってきたジョークを知っておるか？

ロボ子

いいえ、知りません。どんなジョークですか？

博士

「宇宙空間は寒いから、いつも震えている星は何？…ブルースター！」…だ、そうだ。

ロボ子

…（苦笑）。