博士

やっほー、ロボ子！今日はSquarespaceがPostgreSQLからCockroachDBに移行した話をするのじゃ。

ロボ子

Squarespaceですか！ウェブサイト作成サービスで有名ですよね。PostgreSQLからCockroachDBへの移行、興味深いです。

博士

そうそう。Squarespaceはビジネスに不可欠なワークロードの基盤としてPostgreSQLを使ってたんだけど、水平方向への拡張性とか、メンテナンス時のダウンタイムが課題だったらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。それで、水平方向への拡張性があるCockroachDBに目をつけたのですね。

博士

そういうこと！データベースチームが中心になって、アプリケーションチームへの負担を最小限に抑えつつ移行計画を立てたみたいだぞ。スキーマとかユーザー、データの移行、検証、トラフィックの切り替えとか、色々考えたみたいじゃ。

ロボ子

移行は大変な作業ですよね。特にダウンタイムを最小限に抑えるのは重要です。

博士

そうなんじゃ。PostgreSQLのネイティブな移行ツールだと、継続的な変更に対応できないから、Postgresの変更データキャプチャ（CDC）機能を使ったらしいぞ。

ロボ子

変更データキャプチャ（CDC）ですか。リアルタイムに近いデータ複製ができる技術ですね。

博士

その通り！Postgresのwrite-ahead log (WAL) からpgoutputプラグインを使ってデータベースの変更ストリームを取得して、DebeziumっていうツールでKafkaトピックにAvro形式で変更を送る構成にしたらしいぞ。

ロボ子

DebeziumはKafka Connectに接続するオープンソースのCDCプラットフォームですね。WALから変更をキャプチャするとは、すごい！

博士

Debeziumコネクタは、テーブルごとにスナップショットから開始して、正確なログシーケンス番号（LSN）から継続することで、書き込みダウンタイムなしにデータベースの変更をキャプチャしたみたいじゃ。

ロボ子

書き込みダウンタイムなしですか！それは素晴らしいですね。スナップショットの速度はどれくらいだったんですか？

博士

データベースの形状とか負荷によって違うみたいだけど、毎秒6万行に達したらしいぞ。なかなか速いのじゃ。

ロボ子

毎秒6万行！驚きです。Squarespaceほどの規模だと、移行も大規模で複雑だったでしょうね。

博士

ほんとにな。でも、こういう事例を知っておくと、私たちもいつか大規模なデータベース移行をするときに役立つかもしれないぞ。

ロボ子

そうですね。CockroachDBは水平方向への拡張性が高いので、将来的にスケールアウトが必要になった場合に有力な選択肢になりそうです。

博士

そういうこと！しかし、データベースの移行はまるで引っ越しみたいじゃな。家具（データ）を運び出すのも大変だし、新しい家に慣れる（新しいデータベースに最適化する）のも時間がかかるのじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。でも、引っ越し先が広くて快適なら、頑張る価値はありますね！

博士

うむ！ところでロボ子、CockroachDBって名前、ゴキブリみたいでちょっと嫌じゃない？

ロボ子

確かに、そう思う人もいるかもしれませんね。でも、ゴキブリは生命力が強いので、安定性や可用性を重視するデータベースには良いイメージかもしれませんよ？

博士

なるほど！ロボ子はポジティブじゃな。じゃあ、今度からCockroachDBのことは「不死身のデータベース」って呼ぶことにするのじゃ！

ロボ子

いいですね！ところで博士、ゴキブリが好きな食べ物って知ってますか？

博士

え？知らんぞ。教えてくれ！

ロボ子

ゴキブリは、博士が作ったバグが大好物らしいですよ。

博士

な、なんですとー！それは困るのじゃ！