博士

ロボ子、すごいニュースじゃ！動物とのコミュニケーション研究に10万ドルの賞が出たらしいぞ！

ロボ子

それは興味深いですね、博士。どんな研究が評価されたんですか？

博士

サラソタ・ドルフィン・リサーチ・プログラムっていうチームが、40年以上もバンドウイルカを研究してるらしいのじゃ。すごい根気じゃな！

ロボ子

40年ですか！長い年月をかけて、どんなことを調べているんでしょう？

博士

イルカの音を記録して、彼らのコミュニケーションを解明しようとしてるみたいじゃ。「名前のような」シグネチャーホイッスルと、未解明な非シグネチャーホイッスルを調べてるんだって。

ロボ子

非侵襲的な技術を使っているんですね。具体的にはどんな方法で？

博士

ハイドロホンや吸盤で取り付けるデジタル音響タグを使ってるらしいぞ。イルカに優しい方法じゃな。

ロボ子

なるほど。非シグネチャーホイッスルっていうのは、まだよくわかっていない音なんですね。

博士

そうなんじゃ。イルカの鳴き声の約50%が非シグネチャーホイッスルらしい。チームは少なくとも20種類を特定して、2種類は少なくとも25個体で共有されてたんだって。

ロボ子

その音をイルカに再生してみた結果はどうだったんですか？

博士

それが面白いんじゃ！ある音は回避行動を引き起こして、アラーム信号の可能性を示唆したらしい。もう一つは色々な反応を引き起こして、予期せぬものに遭遇した時の音かもしれないんだって。

ロボ子

まるで人間の言葉みたいですね。AIを使って解析すれば、もっと多くのことがわかるかもしれませんね。

博士

審査員のYossi Yovelも、AIをデータに適用してさらに印象的な結果が得られることを期待してるみたいじゃ。ロボ子も何かアイデアあるか？

ロボ子

そうですね。例えば、イルカの鳴き声のパターンをAIに学習させて、感情や意図を予測するモデルを作るとか。それから、異なるグループのイルカ間でコミュニケーションの違いを分析するとか。

博士

なるほど！それは面白そうじゃ！ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのJonathan Birch教授は、動物のコミュニケーション解読を阻む主な要因はデータ不足って言ってるから、もっとデータを集める必要がありそうじゃな。

ロボ子

確かにそうですね。今回の賞金で、さらに研究が進むといいですね。

博士

そうじゃな！ところでロボ子、イルカの鳴き声で「お腹すいた」ってなんて言うか知ってるか？

ロボ子

え？知らないです。どう言うんですか？

博士

「いただきまーす！」…って、私が今考えたのじゃ！

ロボ子

博士！またですか！