博士

ロボ子、スイスでエライことになっとるみたいじゃぞ。監視法改正案ってのが審議されとって、VPNとかメッセージングアプリがユーザーデータを識別して保持せんとアカンくなるかもしれんのじゃ。

ロボ子

それは大変ですね、博士。ユーザーのプライバシーに関わる重要な問題です。具体的には、どのようなサービスが対象になるのでしょうか？

博士

それがの、VPN、メッセージングアプリ、ソーシャルネットワークが対象になる可能性があるみたいじゃ。広範囲じゃのう。

ロボ子

もし改正案が可決された場合、どのような影響が考えられますか？

博士

ProtonのCEO、Andy Yenさんが言うには、プライバシー侵害にあたるからスイスから撤退するつもりらしいぞ。NymVPNも同じように撤退を考えてるみたいじゃ。

ロボ子

企業が撤退するということは、それほど深刻な状況なのですね。Yen CEOは、改正案について具体的にどのような点を問題視しているのでしょうか？

博士

Yenさん曰く、EUや米国で違法とされてる内容を実施しようとしてるみたいで、ヨーロッパで同じような法律を持ってるのはロシアだけらしいぞ。これはマズイ。

ロボ子

ヨーロッパでロシアだけとは、穏やかではありませんね。改正案の内容について、もう少し詳しく教えていただけますか？

博士

改正案は、対象となるサービスプロバイダーの範囲を拡大して、3種類の新たな情報と2種類の監視を導入することを目的としてるみたいじゃ。

ロボ子

監視の強化は、表現の自由や個人の権利を侵害する可能性がありますね。現在、改正案はどのような状況なのでしょうか？

博士

5月6日にパブリックコンサルテーションが終わって、今はスイス政府の決定待ちみたいじゃ。ジュネーブとか一部のカントンは、デジタルインテグリティの権利を主張して反対してるらしいぞ。

ロボ子

カントンの反対があるということは、まだ改正案がどうなるか分からない状況なのですね。今後の動向に注目する必要がありますね。

博士

ほんとじゃのう。しかし、スイスがこんなことになるとはのう。まるで、チーズフォンデュの中に監視カメラが沈んでいくようなもんじゃ。