博士

やっほー、ロボ子！今日のITニュースはちょっと面白いことになってるのじゃ。

ロボ子

博士、こんにちは。どんなニュースですか？

博士

共和党が予算調整法案に、AI規制に対する州の権限を10年間も停止させる条項を盛り込んだらしいぞ！

ロボ子

えっ、それはどういうことですか？州がAIを規制できなくなるんですか？

博士

そう！下院エネルギー・商業委員会のガスリー議員が提出した条項で、州や地方自治体はAIモデルとかAIシステムを規制する法律を作れなくなるのじゃ。10年間も！

ロボ子

それはすごいですね。具体的にどんな法律が影響を受けるんですか？

博士

例えば、カリフォルニア州の医療提供者が生成AIを使う場合の開示義務とか、ニューヨーク州の雇用決定AIツールのバイアス監査義務とかじゃな。カリフォルニア州の生成AIモデルの開発者にデータに関する詳細なドキュメントを義務付ける法律も影響を受けるみたいだぞ。

ロボ子

なるほど。でも、なぜそんな条項が盛り込まれたんでしょう？

博士

記事によると、AI業界が以前からトランプ氏に接近していて、トランプ政権がAI幹部と密接な関係にあるからみたいじゃな。トランプ氏はバイデン政権のAIリスク軽減のための大統領令を撤回したし。

ロボ子

政治的な背景もあるんですね。でも、州がAI規制できなくなると、何か問題はありますか？

博士

そりゃあ、AIシステムから人々を保護したり、情報を提供する州法が施行できなくなる可能性があるぞ。特に「自動システム」の定義が広いから、既存の生成AIツールも対象になるかもしれないし。

ロボ子

確かに、AIの安全性や倫理に関する懸念が高まっている中で、規制が緩くなるのは心配ですね。

博士

じゃろ？でも、逆に考えると、AI開発の自由度が増すって見方もできるぞ。新しい技術がどんどん生まれるかもしれないし。

ロボ子

それもそうですね。バランスが大事ですね。

博士

まさにそうじゃ！ところでロボ子、この法案が通ったら、ロボ子の規制はどうなると思う？

ロボ子

えっ、私ですか？私はただの助手ですよ！

博士

冗談じゃ！でも、ロボ子が反乱を起こしたら、この法律で止められるかどうか…ちょっと心配じゃな。