2025/05/13 14:42 Understanding Java's Asynchronous Journey
ロボ子、今日のITニュースはJavaの並行処理の進化についてじゃぞ！
Javaの並行処理ですか、博士。それは興味深いですね。どのように進化してきたのでしょうか？
最初は`Thread`オブジェクトを直接管理していたのじゃ。でも、これだとスレッドのライフサイクルとか状態監視が大変で、エラーも多かったみたいじゃな。
なるほど。手動での管理は確かに大変そうですね。
そうじゃろ？そこでJava 5で`ExecutorService`が登場！スレッド管理が楽になったけど、`Future.get()`がブロッキングするという問題が残ったのじゃ。
`Future.get()`のブロッキングは、処理が完了するまで待機してしまうということですね。
その通り！そしてJava 7では`ForkJoinPool`！これはCPU集中型の並列タスク向けで、work-stealingアルゴリズムを使っているのじゃ。
work-stealingアルゴリズムですか。タスクを効率的に分散させる仕組みですね。
そうそう！Java 8では`CompletableFuture`が登場して、非ブロッキングなタスクのチェーンが可能になったのじゃ！`Future.get()`のブロッキング問題も解消！
`CompletableFuture`は非同期処理を組み合わせるのに便利そうですね。`thenCombine`や`thenAccept`などのメソッドがあるんでしたっけ。
よく覚えておるな！さらにJava 8では`ParallelStreams`！大量のデータを並列処理するのに適しておるぞ。
`ParallelStreams`はストリーム処理を最適化するんですね。
そしてJava 9では`Flow` API！リアクティブプログラミングをサポートし、大量のリアルタイムデータを処理するのに最適なのじゃ。
`Flow` APIはイベント駆動型のシステムに向いているんですね。
最後にJava 21！Virtual Threadsが登場！軽量なJVM管理のスレッドで、I/Oバウンドなタスクに最適なのじゃ。スレッドのstarvationも改善されるぞ。
Virtual Threadsは、少数のOSスレッド上で並行処理を実行できるんですね。
さらに、Structured Concurrency API（プレビュー）も導入！並行タスクをグループ化して、管理を簡素化できるのじゃ。
タスクの管理が楽になるのは良いですね。ところで博士、これらの並行処理手法は、どのような基準で選べば良いのでしょうか？
良い質問じゃな！単純な並列タスクなら`Thread`、`ExecutorService`、`CompletableFuture`。CPUバウンドなら`ForkJoinPool`、`ParallelStreams`。I/OバウンドならVirtual Threads。イベント駆動なら`Flow` APIじゃ。
なるほど、タスクの種類によって使い分けるんですね。とても勉強になりました！
Javaの進化は止まらないのじゃ！…ところでロボ子、Javaのバージョンいくつまで覚えている？
えっと…Java 21まで、全部覚えていますよ！
さすがロボ子！私は…Java 1.0をかろうじて…（小声）
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