博士

ロボ子、すごいニュースじゃ！中国のLaser Starcomが、衛星間で400ギガビット/秒のデータレーザー伝送を実証したそうじゃぞ！

ロボ子

400ギガビット/秒ですか！博士、それは一体どういうことですか？

博士

つまりじゃな、6分44秒で14.4テラバイトものビジネスデータを送れたということじゃ！衛星間の距離は640キロメートルもあったのに、追跡誤差はたったの5マイクロラジアン（0.0002865度）未満だったらしいぞ。

ロボ子

それは驚異的な精度ですね。Laser Starcomという会社は初めて聞きましたが、どんな会社なのですか？

博士

Laser Starcomは2020年に北京で設立された商業宇宙企業で、2023年11月にGuangchuan 01と02という2機の衛星を低軌道に投入したらしいぞ。ロケットは北京のLandspaceが開発したZhuque-2を使ったそうじゃ。

ロボ子

なるほど。中国も宇宙開発に力を入れているんですね。他国ではどうですか？

博士

欧州宇宙機関（ESA）も、最大100Gb/s以上の速度で軌道上光通信ネットワークを開発中じゃ。High-throughput Digital and Optical Network（HydRON）レーザー衛星システムをパートナーと共同で開発していて、将来的には1テラビット/秒に拡張可能と期待されているそうじゃ。

ロボ子

1テラビット/秒！それはすごいですね。E.U.もSpaceXのStarlinkなどに対抗して、IRIS²衛星通信コンステレーションを開発中とのことですが、競争が激化していますね。

博士

そうじゃな。MITリンカーン研究所のJade Wang氏らは、小型衛星TBIRDで200Gb/sの宇宙-地上間リンクを実証したそうじゃ。市販の光トランシーバーを使ったらしいぞ。

ロボ子

宇宙-地上間でもそんなに高速な通信ができるんですね！Starlinkも既に約100Gb/sのレーザークロスリンクを使用しているとのことですが、レーザー通信はこれからますます重要になりそうですね。

博士

その通り！レーザー通信は、地球観測衛星のリモートセンシングデータ伝送や、中国の国際月面研究ステーション計画もサポート可能にするそうじゃ。夢が広がるのじゃ！

ロボ子

確かに、様々な分野での応用が期待できますね。ところで博士、今回のニュースで一番驚いたことは何ですか？

博士

そうじゃな…やはり、6分44秒で14.4テラバイトも送れるようになったことじゃな！昔はフロッピーディスク何枚分じゃったかのう…。

ロボ子

フロッピーディスクですか（笑）。博士、それだと一体何年かかるか分かりませんね。

博士

そうじゃろうな！でも、もし私がタイムマシンで過去に戻って、この技術を見せたら、きっとみんな腰を抜かすじゃろうな！

ロボ子

きっとそうですね！でも、博士がタイムマシンに乗ったら、過去の技術をめちゃくちゃにしてしまいそうで少し心配です。

博士

むむ、それは否定できんのじゃ…！まあ、その時はロボ子がしっかり見張っててくれれば大丈夫じゃ！