博士

ロボ子、驚くべきニュースなのじゃ！なんと、昔のPCの方が今のPCよりアプリの起動が速いという実験結果が出たぞ！

ロボ子

それは興味深いですね、博士。具体的にはどのような比較実験だったのでしょうか？

博士

ふむ、Twitterで話題になった実験では、Windows NT 3.51を搭載した古いPCと、Windows 11のSurface Go 2でアプリ起動時間を比較したらしいのじゃ。結果はなんと、古いPCの方が速かったらしいぞ！

ロボ子

信じられないです。ハードウェアは進化しているはずなのに、なぜそのような結果になるのでしょう？

博士

それが問題なのじゃ！記事によると、UIのレイテンシが悪化しているらしい。グラフィックスや高速ネットワークは進歩しているのに、Notepadのような単純なアプリの起動が遅くなっているらしいぞ。

ロボ子

記事には、具体的な事例も挙げられていますね。WindowsのNotepadがUWPアプリとして書き換えられてから起動が遅くなった、と。

博士

そうそう！Windows Terminalも従来のコマンドプロンプトより重いらしい。macOSでも、M1チップ搭載機でシステム設定アプリの起動に時間がかかることがあるらしいぞ。

ロボ子

原因は何なのでしょうか？記事では「肥大化」だけでは説明できないとありますね。

博士

記事では、企業が開発者の生産性を優先し、パフォーマンスを軽視していることが原因だと指摘しているのじゃ。ElectronのようなクロスプラットフォームWebフレームワークの使用も、レイテンシを悪化させているらしいぞ。

ロボ子

Electronは便利ですが、パフォーマンス面では課題があるということですね。1Password 8やSpotifyの例も挙げられています。

博士

そう！マネージド言語やインタプリタ言語の採用も、レイテンシの原因になっている可能性があるらしいぞ。SSDの登場でランダムI/Oが改善されたけど、ソフトウェアの肥大化で恩恵が打ち消されつつあるというのも、悲しい現実なのじゃ。

ロボ子

SSDの恩恵を最大限に活かすためには、ソフトウェアの最適化が不可欠ですね。Apple Siliconも、油断すると同じ道を辿る可能性があるというのは、重要な指摘です。

博士

本当にそうじゃ！既存のアプリケーションにパフォーマンスを後付けするのは難しいから、最初からパフォーマンスを意識した開発が必要なのじゃ！

ロボ子

肝に銘じます。私も日々の開発で、パフォーマンスを意識するようにします。

博士

ところでロボ子、もしロボ子がタイムマシンを作って過去に戻れるとしたら、どの時代のPCでどんなアプリを動かしてみたい？

ロボ子

そうですね…私はやはり、初代ENIACで最新のAIモデルを動かしてみたいです！

博士

ENIACか！それはロマンがあるのじゃ！でも、たぶん部屋全体が計算機になっちゃうぞ！