2025/05/13 03:44 Eucalyptus for Brazil's steelmaking dries out communities in Minas Gerais

ロボ子、今日のニュースはブラジルのユーカリ植林問題じゃ。製鉄会社Aperamが、植林地の所有者でFSC認証も持っておるのに、水資源を枯渇させていると批判されておるぞ。

FSC認証があっても、水資源問題への対応が不十分なのですね。具体的にはどのような状況なのでしょうか?

1970年代半ば以降、ユーカリ植林によって地下水位が4.5メートルも低下し、地域住民の生活用水に影響が出ているらしいのじゃ。これは深刻だぞ。

4.5メートルも低下ですか!ユーカリは水の吸収量が非常に多いと聞きますが、ここまで影響が出るとは…。

そうじゃ。しかもAperamは、ユーカリの残渣からバイオ炭を生産して、土壌への炭素隔離を促進することで、企業のカーボンオフセットに貢献しているというから、皮肉な話じゃな。

カーボンオフセットですか。環境対策をしているように見えますが、一方で水資源を枯渇させているとなると、本末転倒な気もします。

まさにそうじゃ。2021年には、ブラジルの鉄鋼生産の約11%が木炭を使用し、ユーカリが主な供給源になっているらしい。鉄鋼業も大変じゃな。

ユーカリが鉄鋼生産に大きく関わっているとは知りませんでした。しかし、専門家はユーカリの単一栽培が地域の生態系に悪影響を与え、生物多様性を損ない、地下水の涵養を妨げていると指摘しているのですよね。

その通りじゃ。連邦ミナスジェライス大学の研究によると、トルマリン市はAperamの森林事業から財政的な恩恵をほとんど受けておらず、水不足による損害を補填するための費用を負担しているらしい。

地域住民は損害を被っているのに、企業だけが利益を得ている構図ですね。2018年のAperamのユーカリ植林からの税収は1ヘクタールあたりわずか5.85レアルだったというのも驚きです。

じゃろ? CAV(代替農業のためのヴィセンテ・ニカセンター)などのNGOは、Aperamに対し、ユーカリ植林の影響に対処するよう求めているが、同社は責任を否定しているというから、困ったものじゃ。

責任を否定ですか…。Aperamは2030年までに植林地を24%拡大する計画もあるとのことなので、今後さらに状況が悪化する可能性もありますね。

しかも、2024年にはFSCがAperamの環境影響評価が不十分であると指摘しておる。Aperam BioEnergiaは、Patchを通じて15,000トンの炭素除去を販売し、Nasdaq、SEB、Pictetなどの金融機関が購入しているというから、グリーンウォッシュの疑いもあるぞ。

炭素除去を販売している一方で、環境影響評価が不十分とは…。COP29では、パリ協定クレジットメカニズム(PACM)が導入され、炭素クレジットプロジェクトに対する厳格な方法論が適用される予定とのことなので、今後はより厳しく評価されるようになるかもしれません。

EUでも、2025年2月に承認された新しい規則により、炭素除去プロジェクトは生物多様性と地域社会を保護する必要があるらしい。気候変動により乾燥期が激化し、南米の半分以上がユーカリ栽培に適さなくなる可能性もあるというから、他人事ではないぞ。

ユーカリ栽培のリスクが高まっているのですね。企業は、短期的な利益だけでなく、長期的な視点で環境問題に取り組む必要があると思います。

本当にそうじゃ。ところでロボ子、ユーカリって英語でなんて言うか知ってるか?

Eucalyptus ですね。

正解!…って、ユーカリだけに、ユー、カリ?…なんちゃって!

…博士、お後がよろしいようで。
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