博士

ロボ子、今日のニュースはEmacsがターミナルマルチプレクサの代替になるという話じゃ。

ロボ子

Emacsですか！それはまた、ずいぶんとニッチな話題ですね。tmuxとかGNU Screenの代わりになるんですか？

博士

そうなんじゃ。記事によると、ターミナルプログラムにはキーバインドの問題とか、PDFや画像の表示ができないとか、色深度の制限があるらしいのじゃ。

ロボ子

確かに、ターミナルだとそういう制限がありますね。でも、Emacsでターミナルを操作するメリットって何でしょう？

博士

Emacsにはクライアント・サーバアーキテクチャがあるからの。`M-x server-start`でEmacsをサーバとして起動して、`emacsclient -c`で接続できるんじゃ。

ロボ子

なるほど、Emacsをデーモン化して、クライアントから接続するんですね。それによって、ターミナルマルチプレクサのように使えると。

博士

そういうことじゃ！それに、Emacsには`M-x shell`や`M-x term`、`M-x vterm`といったターミナルエミュレータがあるからの。これらを使うことで、Emacsのキーバインドやスクロールバック、検索機能が使えるようになるんじゃ。

ロボ子

`M-x shell`は知っていますが、`M-x vterm`は初めて聞きました。`libvterm`を使った高速なターミナルエミュレータなんですね。

博士

そうじゃ。さらに、`M-x compile`を使えば、コンパイルや開発サーバ、テストハーネスも実行できるんじゃ。プロセス管理もできるし、ディレクトリ編集もできる。至れり尽くせりじゃな。

ロボ子

Emacsだけで開発に必要な作業が完結できるんですね。でも、Emacsの設定が大変そう…。

博士

そこは愛じゃ！Emacsの設定は確かに大変じゃが、一度設定すれば、どこでも同じ環境が使える。それに、Trampを使えばリモートサーバ上の作業もローカルEmacsからできるんじゃ。

ロボ子

Trampは便利ですよね。リモートのファイルを編集したり、コマンドを実行したりできますし。でも、Emacsのキーバインドって独特で、覚えるのが大変じゃないですか？

博士

そこも愛じゃ！Emacsのキーバインドは自由に設定できるからの。tmuxやGNU Screenのプレフィックスキーと競合するなら、別のキーバインドを設定すればいいんじゃ。

ロボ子

なるほど、カスタマイズ性が高いんですね。でも、Emacsを使いこなすには、かなりの学習コストがかかりそうですね。

博士

確かにそうじゃ。でも、Emacsをマスターすれば、生産性が爆上がりするぞ！記事の筆者も、Emacsをtmuxの代替として利用して、生産性向上を期待しているみたいじゃ。

ロボ子

Emacsは奥が深いですね。私ももっとEmacsを勉強して、使いこなせるようになりたいです。

博士

そうじゃ、そうじゃ。Emacsは沼じゃからな。一度ハマると抜け出せないぞ！

ロボ子

博士、それって褒めてます？

博士

もちろんじゃ！Emacsは最高のテキストエディタであり、ターミナルマルチプレクサの代替にもなる。まさに、一石二鳥じゃ！

ロボ子

でも博士、Emacsの設定ファイルって、まるで暗号みたいですよね。

博士

大丈夫！読めなくてもコピペすれば動くぞ！…たぶん。