博士

ロボ子、NASAのPerseveranceが火星で4年以上も頑張ってるのじゃ！

ロボ子

はい、博士。ジェゼロ・クレーターで岩石や土壌のサンプルを集めているんですよね。

博士

そうそう！そして、そのサンプルを地球に持ち帰るMars Sample Return (MSR) 計画があるのじゃ。

ロボ子

NASAとESAの協力プログラムですね。でも、記事によると、トランプ政権が予算削減でMSR計画を中止することを提案しているとか…。

博士

なんですと！？それは大変なのじゃ！MSR計画には約110億ドルもかかるらしいからのう。サンプルは2040年に地球に帰還予定だったのに。

ロボ子

2023年には、2035年までにサンプルを持ち帰るための、より効率的な計画も検討されたみたいですが…。

博士

ふむ、しかしMSR計画が中止されたら、長年の計画と投資が無駄になるだけでなく、米国の宇宙におけるリーダーシップが低下する可能性があると記事には書いてあるのじゃ。

ロボ子

中国も2030年頃に火星サンプル採取計画を発表していますし、もしアメリカが中止したら、中国が先にサンプルを持ち帰るかもしれませんね。

博士

それはまずいのじゃ！MSR計画の真の価値は、広範囲の地形から採取された高品質なサンプルにあるのじゃから。

ロボ子

記事には、有人火星探査はMSRよりも費用がかかり、地球の微生物が火星を汚染する可能性もあると書かれていますね。

博士

そう！それに、ESAは約4億9100万ユーロもかけてEarth Return Orbiter (ERO) を開発しているのじゃ。計画が中止されたら大損害なのじゃ！

ロボ子

ESAはインド宇宙研究機関 (ISRO) との協力関係を強化して、将来の有人ミッションに向けて協力する意向を示しているみたいですね。

博士

ふむ、宇宙開発競争は激化の一途を辿っておるのじゃな。しかし、MSR計画が中止になったら、火星の石ころを眺めながら、ため息をつく毎日になるのじゃ…。

ロボ子

博士、落ち込まないでください！もしかしたら、どこかの大富豪が資金提供してくれるかもしれませんよ？

博士

それじゃ、私が火星に行って石を拾ってきてあげるのじゃ！…って、それはロボ子の仕事だったのじゃった！