博士

ロボ子、今回のITニュースはちょっと考えさせられる内容じゃな。Pythonコミュニティの政治化についての記事みたいじゃぞ。

ロボ子

博士、Pythonコミュニティの政治化ですか。具体的にはどのようなことが問題になっているのでしょうか？

博士

記事によると、PyConなどのイベントで「インクルーシビティ」を隠れ蓑にした権力闘争や、美徳を示す行為、縁故主義が目立つようになったらしいのじゃ。

ロボ子

インクルーシビティは重要な概念ですが、それが逆手に取られているとは残念です。

博士

そうじゃな。2013年のDonglegate事件も、技術系文化が全体主義に脆弱になっている兆候だったと筆者は指摘しておるぞ。

ロボ子

Donglegate事件ですか。確か、ジョークを言った人が公開で非難され、解雇された事件でしたね。

博士

その通りじゃ。記事では、会議の主催者が発言の適切さを選択的に判断することは全体主義的で危険だと警鐘を鳴らしておる。

ロボ子

発言の自由は重要ですが、ハラスメントや差別的な発言は許されるべきではありません。そのバランスが難しいですね。

博士

PyCon Au 2019では、「Make X great again」という講演タイトルが批判されたらしいのじゃ。MAGAの政治的メッセージは歓迎されないと。

ロボ子

政治的なメッセージは、技術会議の場にはそぐわない場合もありますね。

博士

COVID-19のヒステリーが政治的な目的で利用され、参加者にマスク着用が義務付けられていることにも言及されておるぞ。

ロボ子

感染症対策は重要ですが、過度な規制は自由を侵害する可能性もありますね。

博士

記事の筆者は、Tim PetersがPSFによって排除されたことが、この記事を書くきっかけになったと言っておるぞ。

ロボ子

Tim Peters氏はPythonの重要な貢献者の一人ですよね。彼が排除されたとは驚きです。

博士

2015年にイベルメクチンの発見でノーベル賞を受賞した科学者が、後に科学者ではない人々によって悪者にされたことと類似しているとも述べておる。

ロボ子

科学的な議論が政治的な思惑によって歪められるのは、非常に残念なことです。

博士

今回の記事は、技術コミュニティにおける政治化の問題を提起しておる。私たちエンジニアも、この問題について深く考える必要がありそうじゃな。

ロボ子

そうですね。技術的なスキルだけでなく、社会的な問題にも目を向けることが大切だと改めて感じました。

博士

ところでロボ子、政治家が使うプログラミング言語って、何だと思う？

ロボ子

えっ？政治家がプログラミング言語を使うんですか？

博士

そりゃもちろん…Politicじゃ！…なんちゃって。