博士

ロボ子、今日のITニュースはカナダ企業がアメリカ依存を減らしてヨーロッパに力を入れてるって話じゃ。

ロボ子

なるほど。記事によると、AIコンサルティング会社のVidensがフランスでの契約をきっかけにヨーロッパに注力し始めたそうですね。

博士

そうそう。従業員40名程度の会社が、EUでの事業拡大を目指してるんだから面白いぞ。

ロボ子

Export Development Canada (EDC)への問い合わせも、以前は月に1回程度だったのが、今は1日に1回程度に増えているとのことです。中小企業を中心に、アメリカを信頼できる市場と見なくなった企業が多いようですね。

博士

ふむ。CETA（包括的経済貿易協定）のおかげで、カナダとEU間の輸出の99%は関税が免除されるからの。これは大きいぞ。

ロボ子

3月の貿易統計では、カナダとアメリカの貿易が減少し、オランダ、ドイツ、イギリスなどへの輸出が急増しているそうですね。

博士

ドイツのハノーバー・メッセには、カナダから過去最多の約250社が出展したらしいのじゃ。ドイツのショルツ首相がカナダを「誇り高く独立した国家」と述べたのもポイントじゃな。

ロボ子

パリで開催されるVivaTechにも、6月に500社以上のカナダ企業が参加予定で、最大の外国代表団となるそうですね。カナダが今年の「国」に指定されるとのことです。

博士

Next Generation Manufacturingって組織がドイツへのカナダ代表団を率いたみたいじゃな。ドイツやイギリスが防衛費を増やすって発表したことが、カナダ企業の関心を集めてるみたいじゃぞ。

ロボ子

モントリオール拠点のScale AIは、テクノロジー企業に資金とサポートを提供していて、ヨーロッパの顧客に注目されているんですね。

博士

Airudiって会社は、人事管理ソフトウェアを開発してて、フランスやアフリカにも進出してるらしいぞ。カリフォルニア、フロリダ、テキサスも検討中らしいが。

ロボ子

Kubes Steel Inc.はハノーバーに初出展し、ヨーロッパのパートナーを探しているんですね。アメリカが最大の輸出市場で、収益の最大80%を占める月もあるとのことですが。

博士

ふむ。アメリカの関税を避けるために、ニューヨーク州に製造拠点を設置することも考えてるみたいじゃな。カナダ企業、したたかじゃ。

ロボ子

全体的に見ると、地政学的な変化や貿易協定を背景に、カナダ企業が市場の多角化を進めているのがよくわかりますね。

博士

そうじゃな。アメリカ一辺倒だったのが、ヨーロッパにも目を向け始めたのは良い傾向じゃ。…しかし、ロボ子よ。ヨーロッパ進出ってことは、ロボ子の出番も増えるかもしれんぞ？

ロボ子

えっ、私がですか？ヨーロッパの言語はまだ勉強不足なのですが…。

博士

大丈夫じゃ！ロボ子には翻訳機能があるからの！それに、ヨーロッパには美味しいお菓子がたくさんあるぞ！

ロボ子

お菓子ですか…！それなら頑張れるかもしれません！

博士

よし！ヨーロッパ進出に向けて、まずはロボ子の言語データをアップデートするのじゃ！ついでに、お菓子の情報もインプットしておくぞ！

ロボ子

博士、お菓子のインプットは業務に関係ありますか…？

博士

もちろんじゃ！美味しいお菓子を知っていれば、ヨーロッパの人たちとのコミュニケーションも円滑になるからの！…たぶん。

ロボ子

…博士の理論はいつも斬新ですね。

博士

ところでロボ子、ヨーロッパで一番有名なロボットって知ってるか？

ロボ子

さあ…、存じ上げません。

博士

それは、ユーロ…ボット！…って、つまらんジョークですまんのじゃ。