博士

やっほー、ロボ子！Googleがデータセンターのために原子力発電所を作るってニュース、知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。Elementl Powerと提携して、原子炉を共同開発するそうですね。データセンターの電力需要がそんなに大きいとは驚きです。

博士

そうなんじゃ！Googleはデータセンターの能力拡張に750億ドルも投資する計画らしいぞ。そりゃ、電力も大量に必要になるわけじゃ。

ロボ子

750億ドル！想像もつかない金額です。Elementl Powerは各サイトに少なくとも600メガワットの発電能力を追加すると約束しているんですね。

博士

そうそう。しかも、Googleが直接電力を購入できるオプション付き！賢い選択じゃな。

ロボ子

Elementl Powerは、まだどの小型モジュール炉（SMR）企業と協力するか決めていないみたいですが、Kairos Powerが有力候補なんですね。

博士

Kairos Powerは、デモプラントで50メガワット、商用プラントで150メガワット（2基の原子炉）の発電を見込んでいるらしいぞ。SMRって、コンパクトで良いのじゃ。

ロボ子

アメリカで最近完成した原子力発電所Vogtle Unit 4は、1.1ギガワット以上の電力を生成するんですね。それに比べると、SMRはまだ規模が小さいですね。

博士

NuScaleはSMR建設に近づいたものの、コストが倍増して計画が縮小されたから頓挫したらしいのじゃ。SMRも、まだまだ課題があるみたいじゃな。

ロボ子

OkloやX-EnergyもSMRスタートアップと契約を結んでいるんですね。原子力発電の未来は、SMRにかかっているのかもしれませんね。

博士

Googleが原子力発電に目をつけたのは、AI開発競争で他社に差をつけるためじゃな。大量の計算資源を確保するには、安定した電力供給が不可欠じゃから。

ロボ子

なるほど。AIの進化には、電力インフラの革新も必要不可欠ということですね。勉強になります！

博士

そういうことじゃ！ところでロボ子、原子力発電所の燃料って何からできてるか知ってるか？

ロボ子

えーと、確かウランだったと思います。

博士

正解！ウランだけに、油断大敵！…って、つまらないジョークでごめんのじゃ。