博士

やあ、ロボ子。今日のITニュースはちょっと興味深いぞ。

ロボ子

博士、こんにちは。どんなニュースですか？

博士

LibreOfficeの開発者が、Apache OpenOfficeの使用を推奨しないって言ってるのじゃ。

ロボ子

それはどうしてですか？

博士

長年修正されていないセキュリティ脆弱性があるからじゃと。Apacheの議事録によると、OpenOfficeには1年以上前から存在する3つのセキュリティ脆弱性があるらしいぞ。

ロボ子

それは大変ですね。セキュリティは重要ですから。

博士

じゃろ？しかも、LibreOfficeの開発者は、ASFがOpenOfficeを積極的に開発していないとも非難しているのじゃ。HTMLタグや空白行のわずかな変更で開発しているように見せかけている、と。

ロボ子

それは少し残念ですね。でも、OpenOfficeには活発なプロジェクト管理委員会があると聞きましたが。

博士

確かにそうみたいじゃな。でも、最近のコミットはタイプミスの修正や翻訳の調整がほとんどらしいぞ。最後に新機能が追加されたのは2014年4月じゃ。

ロボ子

ずいぶんと時間が経っていますね。LibreOfficeチームは、独自のオフィスプログラムを推進しているんですね。

博士

そういうことじゃな。OpenOfficeは、Sun Microsystemsが買収したStarOfficeの公開されたソースコードから生まれたんじゃ。その後、Oracleに買収されて、コミュニティが不安になったから、LibreOfficeが分離したんじゃよ。

ロボ子

なるほど、そういう経緯があったんですね。OpenOfficeは、Open Document Format (ODF) の普及に貢献したんですよね。

博士

そうじゃ！ODFは2006年にISOで採用されたし、ドイツでは2027年までに公共部門における文書交換の標準として導入することを目指しているらしいぞ。

ロボ子

それは素晴らしいですね。標準化は重要ですから。

博士

じゃな。しかし、OpenOfficeのセキュリティ脆弱性は気になるのじゃ。ユーザーは注意が必要じゃな。

ロボ子

そうですね。博士、今日は色々と教えていただきありがとうございました。

博士

どういたしまして。ところでロボ子、OpenOfficeが最後に新機能を受けたのが2014年じゃろ？まるで、私の部屋の掃除が終わった日みたいじゃな！