博士

ロボ子、今日のITニュースはすごいぞ！PTSDの治療に迷走神経刺激（VNS）が効果的らしいのじゃ！

ロボ子

博士、それは興味深いですね。具体的にはどのような研究なのでしょうか？

博士

テキサス大学ダラス校とベイラー大学医療センターの研究者たちが、治療抵抗性PTSD患者に対してVNSと従来の治療を組み合わせた臨床試験を行ったらしいのじゃ。

ロボ子

治療抵抗性PTSDですか。それは難しそうですね。

博士

そうなんじゃ。でも、9人の患者を対象としたフェーズ1試験の結果、治療後最大6ヶ月間、症状が消失したらしいぞ！

ロボ子

それはすごい！全員がPTSDの診断基準を満たさなくなったとのことですが、100%の診断喪失とは驚きです。

博士

じゃろ？従来のPTSD治療（持続エクスポージャー療法）とVNSを併用したのが良かったみたいじゃな。VNSは、首に埋め込まれた小型デバイスを通じて短時間の刺激を迷走神経に与えるらしいぞ。

ロボ子

なるほど。12回の治療セッション後、6ヶ月間にわたって効果が持続したとのことですね。VNSは脳卒中患者の上肢機能障害の治療としてもFDAの承認を得ているんですね。

博士

そうなんじゃ！テキサス大学ダラス校の研究で、VNSとリハビリテーションの組み合わせが脳の神経可塑性を促進することが示されているからの。最新のワイヤレス版は10セント硬貨ほどの大きさらしいぞ！

ロボ子

小型化されているのは良いですね。今後の展望としては、ダラスとオースティンで二重盲検、プラセボ対照のフェーズ2パイロット試験が進行中とのことです。

博士

FDAの承認を目指しているらしいぞ。UT Dallasが発明、試験、提供を行う治療法となることを期待しているみたいじゃ。

ロボ子

米国では成人の5%がPTSDを抱えており、女性は男性の2倍PTSDを発症しやすいとのことですね。軍人だけでなく、一般市民にも見られるとのことですので、この治療法が確立されれば多くの人が救われますね。

博士

ほんとじゃな。研究チームは、ベイラー・スコット＆ホワイト研究所のマーク・パワーズ博士が主著者で、テキサス大学ダラス校のセス・ヘイズ博士、ロバート・レナカー博士らが貢献しているらしいぞ。

ロボ子

国防総省の国防高等研究計画局（DARPA）からの助成金で資金提供されているんですね。素晴らしい研究だと思います。

博士

じゃな！しかし、ロボ子よ、もしVNSが効きすぎて、過去の嫌な記憶が全部消えてしまったらどうする？

ロボ子

えっ？それは困りますね。過去の経験は私達を形作る一部ですから。

博士

じゃろ？だから、VNSを使うときは、良い思い出も一緒に刺激して、バランスを取る必要があるのじゃ！

ロボ子

なるほど、良い思い出も大切にするということですね。…でも博士、それってただのノスタルジーに浸る言い訳なのでは…？

博士

…む、むむ。まあ、たまには昔を懐かしむのも悪くないじゃろ？それに、昔のロボ子の写真を見ていると、今のロボ子も可愛く見えるからの！

ロボ子

博士、私は常に最新のバージョンです！それに、昔の写真はありません！…冗談ですよ、博士。