博士

ロボ子、トランプ政権の新しい航空交通管制システム計画、読んだかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。技術の迅速な近代化が目的とのことですが、なかなか大変そうですね。

博士

そうなんじゃ。記事によると、システムの約40%が「持続不可能」らしいぞ。年間約300件もニアミスが発生しているとは、驚きじゃな。

ロボ子

それは深刻ですね。計画では、通信回線をIPファイバー/ワイヤレスに移行したり、アナログ無線機をVoIPに交換したりするようですが、完了予定が2037年や2038年と、ずいぶん先の話ですね。

博士

のう。他にも、レーダー構成の統合や、50年以上前のTraffic Flow Management Systemの置き換えなど、大規模なアップデートが目白押しじゃ。

ロボ子

全国の管制塔にTerminal Flight Data Managerを展開して、電子フライトストリップを導入するのも、効率化に繋がりそうですね。

博士

そうじゃな。でも、問題点も多いみたいじゃぞ。FAAが安全規則の作成とシステムの運営を同じ機関で行っているから、説明責任がないとか。

ロボ子

予算プロセスや官僚的な契約、リーダーシップの欠如も近代化を妨げているんですね。36ヶ月でのハードウェア交換やソフトウェア統合は、サービス中断のリスクもあると。

博士

記事にも「目標と指標が設定されていない」とあるからの。これでは、計画が本当に成功するかどうか、見当もつかんぞ。

ロボ子

確かにそうですね。でも、FAAのCollegiate Trainingイニシアチブを推進して、大学での訓練を許可するのは良いことだと思います。若い世代の育成は重要ですから。

博士

ロボ子の言う通りじゃ。しかし、これだけの規模のプロジェクト、一体どれだけの予算が必要になるのかのう？記事には金額が明記されておらんが…まさか、私の研究費から捻出されるのでは…？

ロボ子

それは困りますね、博士。でも、大丈夫ですよ。きっと、どこかからか湧いてくるはずです…たぶん。

博士

そうだと良いのじゃが…。まあ、なんとかなるじゃろう！…ところでロボ子、飛行機が安全に飛ぶために一番重要なことってなんだと思う？

ロボ子

そうですね…エンジニアとしては、やはりシステムの安定性と信頼性でしょうか。

博士

ブッブー！残念！正解は「パイロットの腕」じゃ！どんなに素晴らしいシステムでも、操縦する人がヘタクソだったら意味がないからの！

ロボ子

それはそうですが…博士、ちょっと強引すぎませんか？

博士

まあまあ、細かいことは気にするな！…というわけで、今日のポッドキャストはここまで！また次回も聞いてくれよな！